ニューヨークのラーメン人気は止まる所を知らず、2015年も数多くのラーメン屋がオープンした。もやはラーメンはブームではなく、お寿司のように定着した、まさに市民権を得た日本食と言っても過言ではない。そして、2016年、ニューヨークで最初に狼煙を上げるのは、 中村屋ニューヨーク店「NAKAMURA」だ。
中村屋店主、中村栄利氏は、22歳にして神奈川県海老名市に「中村屋」をオープンした。天才とよばれメディアからも大注目を浴び、また、 オリジナルスープの研究に没頭していたラーメンマニア。著書に「髄道（DASHIDO）」 、「らーめん中村屋のスープストックでつくる家族ごはん」などもある。中村屋のほかに、日本では長野県の昼神温泉郷で屋台ラーメンの復活のため移動式のキャラバンを出店するなど数多くの活動を行ったのち、2009年に念願の海外店舗をロサンゼルスで初プロデュース。これを皮切りに、アメリカでのラーメン文化普及を志し、アメリカを拠点としてラーメンのコンサルタント、食のイベントでのラーメン紹介等様々な活動を行っている。
アメリカでラーメン文化の発展を前線で見てきた中村氏。数々のアイデアがある中、まずは醤油、塩、カレーラーメンの3種類と2種類のアペタイザーメニューでスタート。なんと、厨房の準備が整い次第、麺も手打ち麺にしていくとのこと。
同店のシグニチャーラーメンは、中村屋の真髄、鶏ガラと魚介を使った和風だしスープの醤油ラーメンだ。 ニューヨークで人気のラーメンといえば、豚骨ラーメンだが、今後レベルアップしたラーメンファンは、お気に入りの豚骨ラーメン以外にも、様々な種類の ラーメンを求めてくるに違いない。NAKAMURAの醤油ラーメンは、豚骨ラーメンに慣れ親しんだニューヨークのラーメンファンも必ず試してみたい一品になること間違いなしだ。
トライベッカの人気日本食レストランEN Japanese Brasserieのエグゼクティブシェフ安陪弘樹氏。福岡県出身の同士も中村氏の醤油ラーメンを絶賛。「豚骨ラーメンで育ち、味噌、豚骨と濃い味を好んで食べてました。でも中村さんの醤油ラーメンは味に深みがあり豚骨ラーメンファンでも満足いくラーメンです。」
ソフトオープンは1月中旬を予定。ソフトオープン中は、ディナーのみの営業。グランドオープン後はランチも営業。ラーメンファンで長蛇の列ができ、2016年ローワーイーストサイドに中村旋風が巻き起こる！
ニューヨークでも炸裂の「天空落とし」！
NAKAMURA
172 Delancey St, New York, NY 10002
