高層ビルが立ち並ぶニューヨークの金融機関街で知られるウォール街。そのビルの谷間に赤く光る牛のネオンサインが目印の「Don Wagyu」。高級ビフカツサンドの専門店だ。
同店ではビフカツサンド は「ステーキサンドイッチ」と呼ばれており、 メニューはいたってシンプルで3種類のみ。違いはお肉の種類。 和州牛のステーキサンドが28ドル(店内で30日のドライエイジ熟成)、A5 宮崎和牛が80ドル、そして、 尾崎牛が180ドル。
この尾崎牛は、宮崎県の大瀬町にある尾崎氏が運営する牧場で育てられた和牛。アメリカで現在取り扱いがあるのはこのDon Wagyuのみ。
180ドルのサンドイッチと驚きの値段ではあるが、さすがウォール街。1日に5、6オーダーは入るとのこと。どのサンドイッチもお肉の重さは同じで全て5オンス(142g)。パン粉で揚げられたお肉はほぼレアでとても柔らかい。
お肉を挟むパンはニューヨークの老舗ベーカリー バルタザールベーカリーのホワイトブレッド。お肉を邪魔しない至ってシンプルなパンだ。サイドにはポテトとピクルスがついてくる。
サンドイッチだけかと思いきや、メニューには書かれていない裏メニューの1品が存在している。 3種類のお肉の切り落としをミンチにしたバーガー。バーガー用のミンチを作るわけではないので1日5、6食ほどしかできないので、その日あるだけのものが完売したらそこで販売は終了となる。
ピータールーガーのステーキ3人前以上の値段がする尾崎和牛のステーキサンドイッチ。高級和牛がまたニューヨークで注目を浴びるきっかけになるのでは。
Don Wagyu
28 S William St, New York, NY 10004
http://www.donwagyu.com/