タピオカドリンク激戦区フラッシングに「幸福堂/Xing Fu Tang」が米国1号展をオープン

2019年、続々とタピオカドリンクのお店が日本国内にオープンしたが、ニューヨークでは2020年もタピオカ人気は続きそうな気配。

昨年から、日本を含め世界に店舗展開しているタピオカドリンクのお店が、クィーンズ区のフラッシングに出店ラッシュだが、2020年2月2日にグランドオープンを迎える、台湾で人気の黒糖タピオカミルクが売りの幸福堂もそのうちの1つだ。

2018年のオープン以来、異例の速さで台湾国内に40店舗、海外に30店舗を展開。北米では、2019年にカナダに進出。クィーンズ区のフラッシング店がアメリカ国内第1号店となる。

激戦区の中でも、幸福堂のロケーションは最高で、ロングアイランドレイルロード、地下鉄7番線の駅からも近く、人通りの多いメインストリートと41st アベニューの角にオープン。同店の2階には日本の焼き肉チェーン店「牛角」があり、道を挟んだ向かい側にはスターバックスが陣取る。

店内は白を基調にし、とても綺麗な空間に仕上がっている。飲食スペースはなく、オーダーしたドリンクを待つスペースがすこしある。全面ガラス張りなので外からも店内の賑わいや、ドリンクを作る様子などを見ることができる。

幸福堂/Xing Fu Tangのこだわりはタピオカ。 原材料のキャッサバ粉に、黒糖をすこし混ぜたものを毎日お店でこね、それらを同一の形に丸める機械に入れサイズの統一に気を使いながらタピオカの下準備を行う。

タピオカを一度お湯で茹で、それを次に店内に設置してある特製鍋に入れて黒糖と一緒に煮る。この鍋は客にも見えるところに設置してあり、プレゼンテーションにもこだわっている。

シグニチャードリンクは、「Top Brown Sugar Boba Milk」。カップを回しながら、黒糖としっかり混ざり合ったタピオカをいれ、そこにすこし泡立てある牛乳を投入。その上に黒糖パウダーをふりかけ、ガストーチで表面をすこし焦がす。お店からのアドバイスで、飲むときは18回混ぜてから飲むようにと黒糖と、ミルクがしっかり混ざり合って美味しいとのこと。

そのほか、お茶を使ったドリンク、彩も鮮やかなソーダー系ドリンクもある。台湾と同じ味を提供するべく、使用するお茶、黒糖も全て台湾から輸入したものを使用。

日本でのタピオカブーム未体験の方は、是非フラッシングに足を運んでみては?

XingFuTang New York Flagship Store
40-52 Main St, Flushing, NY 11354
https://www.usaxingfutang.com/


Photos by Kazuko Nagao