ニューヨークは常に前進!新企画「Sake meets Chefs To Go!」

世界中から観光客が訪れるニューヨーク。活気溢れるこの街も今年は静かに秋を迎えている。通常であれば秋に入ると飲食店やイベント会場などでの数々の食のイベントが開催されているはずだが、それらも今年はオンラインになったり、開催されなかったりといった状況。

しかし、そんな中、ニューヨークからクリエイティビティーが無くなったわけではなく、新しい試みも常に生まれているのも確か。今回登場した、「Sake meets Chefs To Go!” 」という新企画もその試みの一つだ。

この企画は、「NYで活躍しているシェフが考える ”今までありそうでなかった お酒に合う1皿” とペアリングした1本」をセットで販売するというもので、企画運営をするのは、ニューヨークに本社を置き、日本酒PR会社として全米で活躍している酒ディスカバリーズ社。数々のニューヨークのレストランの酒メニュー監修を行い、また日本酒のプロモーションイベントを多数手掛けてきた日本酒のプロ。

酒ディスカバリーズ社 代表 新川ヘルトン智慈子

同社代表の新川氏は、今回の企画背景について「なかなかかつてのようなレストランの店内で食事が楽しめる状況がすぐには戻らないと予測される今、そしてかつてのような酒イベントもできない今、一体どんなことが出来るだろうと考えた時、自分自身がファンであるシェフ達とこの状況でできるユニークで、気軽に楽しめる新しいコラボレーションができたらという思いで企画した」と語る。ニューヨークの飲食業界をシェフやレストランと二人三脚で盛り上げてきた酒ディスカバリーズ社だからこそ実現したコラボ企画だ。

今回の記念すべき第1弾は、イーストビレッジの「PANYA」とのコラボ企画で、同店のペイストリーシェフのエリーが作る いぶりがっこクリームチーズタルトに、シャンパンクオリティーの八海山AWAスパークリングがペアリングされたセットの販売。

ペイストリーシェフのエリーは、ケーキ&タルトの名店、「キルフェボン」での経験を持つタルトのプロ。また日本酒の大ファンでもあり、今回のタルトと日本酒のペアリングは彼女なしには考えれない企画だったのだ。

新川氏によると、八海山AWAスパークリングは、今まで市場に出ていた発泡日本酒とは全く違い、シャンパンの製法で造った瓶内二次発酵でありながら完全にクリアなスパークリング。八海山らしいスッキリとドライな味わいと喉越しは、日本酒ファンはもちろん、シャンパンファン、日本酒ビギナーにもオススメ。和食との相性も良いが、ここはオシャレにちょっとタルトとの意外性を楽しんでもらえればと、今回のペアリング酒にしたそうだ。

「タルトと言えばデザートのイメージですが、是非アペタイザーとしてお楽しみください。」と新川氏。

いぶりがっこクリームチーズタルト

甘くないクリームチーズと、ほんのり甘味のあるサクサクのタルトとの相性は抜群。小さく刻まれた秋田名産のいぶりがっこが、そのスモーキーな風味とカリカリとした食感で存在をアピール。タルトの上に乗った、細く刻まれた紫蘇の葉もとても良いアクセントになっている。八海山AWAスパークリングは、一口飲むとシュワっと炭酸が程よい刺激となり、そのあとフワッと日本酒の味わいが口の中に広がる。

タルトを食べた後に、八海山AWAスパークリングを飲むと、シュワっとした刺激とほんのり甘い日本酒の風味がお口の中をリセット。そうすると、また不思議とタルトを食べたくなる。この見事なペアリングは、日本酒にあう一品を創り出せるシェフと、日本酒のプロのなせる技。

「シャンパンとキャビアやチーズを楽しむように、日本酒といぶりがっこだってラグジュアリーな楽しみ方もできるんです。」人種の坩堝NY在住であり、いぶりがっこの故郷秋田出身の酒ソムリエの新川氏だからこそのマリアージュ。ペーストリーシェフ、エリーとのコラボも、内容を変えてシーズナルで展開予定とのこと。

今回のコラボ企画は、9/18(金)19(土)20(日)のみの限定で、すでに完売で受付は終了。今後不定期ではあるが、色々なシェフとコラボTOGO企画を実施していきたいと語る新川氏。第2弾の「Sake meets Chefs To Go!」に興味がある方は、同社のインスタグラム https://www.instagram.com/sakediscoveries/ を今すぐフォロー。

どんな障害があろうともそれを乗り越え、前向きに新しいアイデアを生み出すのがニューヨーク。次はどんな新しいTOGOペアリングに出会えるのか楽しみだ。