インターナショナルフランチャイズエクスポに日本パビリオンが登場!

6月1日から3日までの3日間、マンハッタンのジャビッツセンターで、FC加盟店獲得を目指す300以上のブランドが参加するインターナショナルフランチャイズエキスポが開催された。

今年は、ジャパンパビリオンが設けられ、日本から4社7ブランドが参加。各社北米でのフランチャイズ展開を目指し、熱心にオリジナルブランドを来場者に紹介した。

大阪に本社を置く株式会社サンパークは、神田カレーグランプリ2022グランプリを獲得した「マジカレー」、「高木珈琲」、「豚骨火山」の3ブランドを出展。以前から北米進出の計画を進めてきたが、パンデミックで一旦中止。状況も落ち着き、今後北米展開に力を入れていくとのこと。

株式会社 サンパーク 代表取締役社長 高木 健 氏

マジカレーは今年3月カリフォルニア州のアーバインに1号点をオープン。また、今後テキサスでもこの3ブランドで各4店舗づつのオープンが決まっており、着実に北米展開を進めている。

東京から参加のTechMagic株式会社は、「N-Robo」という調理ロボットがスープヌードルを作る「oh my DOT(オーマイドット)」というユニークなブランドで参加。こちらは、お客様が選んだ固形スープ、麺、トッピングを組み合わせてN-Roboがスピーディーにスープヌードルを作ってくれるというもの。

TechMagic株式会社
代表取締役社長/最高経営責任者 白木 裕士 氏

人件費削減につながるレストランのオートメーション化はアメリカでも注目を集めており、既に寿司ロボットを取り入れている飲食店も多い。寿司に続き、人気の日本食ラーメンのオートメーション化は今後注目を集めるに違いない。

日本国内に152店舗、海外に9店舗展開する焼肉店「牛繁」は、2021年にバージニアに北米1店舗をオープンし既に北米進出を果たしている。日本での店舗展開の実績から海外からのFCの問い合わせも少なくないとのこと。日本から進出の焼肉ブランドもまだ少数なことから北米の焼肉市場に入り込む構えだ。また、焼肉店は設備などの初期投資が高額になるため、それよりも低コストで店舗展開が可能な焼肉を用いたファーストカジュアルブランド「Wagyu Street」も併せて紹介。

今回参加のもう一つの焼肉ブランド、「もみだれ辛ホルモン獅子楼」は、独自で開発したもみだれを使用することで、安定した味を提供できるところをFC展開においての大きな利点として説明した。

北米は、アジア諸国に比べ地理的にも遠く食文化も大きく違うが、日本食の人気は着実に伸びており、魅力的な市場であることは間違いない。どのジャパンブランドが北米市場を勝ち取っていくか、今後の展開が楽しみだ。