ノマド地区に登場、最高の創作懐石料理が堪能できる「TEISUI」

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The Nomad HotelやAce Hotelといったデザインホテルやお洒落なレストランがひしめくノマド地区に、創作懐石料理屋「TEISUI」がオープンした。

このお店は、天皇陛下も訪問されたという秋田県男鹿市の旅館宿「帝水」の姉妹店。モダンで落ち着いた大人の雰囲気が漂う店内の中心には、オープンキッチン。そこでシェフが繊細な懐石料理を手際よく仕上げる様子を目の前ので眺めることができる。

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カウンター席以外にも、ゆったり会話を楽しむことができるテーブル席、店の奥には半個室席もあり、大切な人との特別な時間を静かに過ごすこともできる。オープンキッチンの両壁には秋田を代表するなまはげのお面が堂々と飾られている。

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お料理は、コースとアラカルトメニューがあり、カウンター席は10品のコース、テーブル席ではアラカルトメニューを注文できる。おすすめはもちろん10品のフルコース。

 

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シェフが手際よく盛りつけているのは、一品目の「Hassun」かと思いきや、メニューにはない前菜のふわっとしたメレンゲのサンドイッチときりりとスパイシーな梅酒。これから始まる懐石コースの幕開けといったところ。

 

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そしていよいよ1品目の「Hassun」。ウニとじゅんさいの小鉢、ハマチの刺身、鶏肉のパテ、水たこの酢味噌和えを順番にいただく。この一品だけでお酒がすすむ。

 

 

2品目、3品目と続くのは、「Natsu Tori-Mune」鶏胸肉にトリュフが添えられたものと、「Usagi Hatake」というウサギ肉のラタトゥイユだ。独創的だが日本人好みの味になっており、あっという間に口の中に消えてしまう。

 

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そして、4品目は「Tsukune」。胸肉・もも肉・皮で作られた鶏つくねを、形を保つために短時間蒸された卵と絡めていただく。甘辛いタレに旨味の詰まったつくねを黄身と一緒に頂く。シンプルなのに一度食べたら忘れられない一品だ。

 

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ここで、コースは折り返し地点。箸休めに、トウモロコシのムースが運ばれてくる。絶妙なトウモロコシの甘さとふわふわの食感がたまらない。

 

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5品目は「Kamo Hazuki」。オニオンソースがかかった鴨肉はかめばかむほど味が出てくる絶品だ。6品目は「Foie gras with Chocolate terrine」。濃厚なフォアグラと甘さを口の中でとろけるチョコレートという意外な組み合わせも病み付きになる味だ。

 

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7品目の「Tori-Momo with Couscous」は、モモ串、クスクス、クリーミーなマッシュポテト、噛み締めるとじゅわっと甘みが口に広がる茄子のお料理。とても豪華な金色のお皿もとても印象的だ。

 

そして8品目、9品目には、「Sushi」と「Ishiyaki ~TEISUI~」が続く。「Ishiyaki ~TEISUI~」は秋田の郷土料理だ。熱した石をみそ汁の入った桶に入れ、ジュウジュウと沸騰させる。見ても楽しく、食べても美味しい。そして飲むとほっとする満足のいく一品だ。

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最後のデザートは「Mizu-Yokan」。玉露アイス、水ようかん、苺の白玉団子と黒ごまソースの盛り合わせ。程良い甘さの和菓子と温かい玉露緑茶で幸福感に包まれる。

 

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飲み物のメニューも充実しており、ワインと日本酒は合わせて100種類以上もある。お酒に詳しい方であればメニューを見るだけでも楽しめるだろう。もしどれを飲むか迷ってしまうという方には、日本酒またはワインのペアリングも用意されている。コースの一品ごとに一杯ずつお酒が用意されており、シェフが料理に合うものを厳選してくれているので、お料理との相性は最高な組み合わせだ。

 

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メニューは季節ごとに代わり、新メニューやコースも今後登場する予定。ノマド地区で日本人シェフの手で丁寧に作られたこだわりの創作料理を美味しい日本酒を楽しみたいという方にはおすすめのお店だ。

 

(記事:菅谷佳)


TEISUI
営業:月〜木 PM5:30〜PM9:30, 金土 PM5:30pm〜PM10:30
住所:246 Fifth Avenue, New York, NY 10001 (28th St.の入り口)
917-388-3596
http://www.teisui.nyc