チャイナタウンのキャナルストリートにオープンした「キャナルストリートマーケット」内に新しくできた屋内フードホール。韓国料理、中華料理、アイスクリームにバブルティー、ラーメンにサラダといろいろなお店が入っているが、その中でミソスープをドリップコーヒーのように作るという新しいスタイルの味噌汁を提供しているお店が登場した。
イーストビレッジの人気居酒屋店、「居酒屋」とシンガポールの日本米おにぎり専門店「SAMURAISU」が共同で出店している「居酒屋/SAMURAISU」。コーヒーを飲むように、美味しい味噌汁を気軽に飲んでもらいたいと、ユニークな方法でお味噌汁を作っている。
まずはコーヒーカップの中に味噌をいれ、コーヒーフィルターに独自の方法で圧縮した昆布と椎茸、そして鰹節をいれる。コーヒーを入れるように熱湯をかけ、だし汁をコーヒーカップに落としていく。沸騰させたお湯でダシをとらなくてもこの方法で丁度よいだしが取れると語るSAMURICEの笠木氏。使用する味噌は八丁味噌とあわせ味噌の二種類だが、今後味噌の種類も増やしていく予定。
また、味噌汁だけではなく、ダシ茶漬けもこの方法でだしをとり、それをご飯の上に落としていく。茶漬はサイズが2つあり、Sサイズは7ドルでLサイズは9ドルでトッピングが1つ付いて来る。又、追加料金でほかのトッピングものせることができる。
既にトッピングのコンビネーションが決まったシグニチャー茶漬けは、明太子と高菜が入った博多スタイルと、うに、いくら、鮭ののった北海道スタイルがある。
お米にもこだわり、日本産の米を使用。茶漬け以外にも居酒屋の人気メニューの鳥南蛮、魚南蛮が入ったお弁当そしてカレーライスがあり、それらにも同じお米を使用している。
居酒屋のオーナー金山雄大さんは、「ニューヨーカーの定番朝ごはん、コーヒーとベーグルがいつかお味噌汁とおむすびに変わる日が来ることを目指してがんばります」と今後の抱負を語ってくれた。
IZAKAYA x SAMURICE
265 Canal St, New York, NY 10013
www.canalstreet.market