一昨年、マンハッタンのミッドタウンイーストにて店舗オープンが発表された「MIFUNE New York」。いよいよグランドオープニングが間近に迫っている。三船家の家紋があしらわれた重厚な木の扉を開けて中に入ると、入り口にはカウンター席があり、その奥にダイニングエリア。天井も高くとても広々とした空間が広がる。
店内は白を貴重に、やさしい木目調でシンプルモダンなとても落ち着いた雰囲気。地下にあるダイニングエリアは、各テーブルに仕切りがありセミプライプライベート的に利用できる。
料理のコンセプトを統括するメニュープロデューサーは吉武広樹氏。35歳未満のシェフだけが参加できる日本最大級のコンペティション「Red U-35」で2014度優勝。ミシュランの星を獲得したパリのレストラン「Sola」のオーナーシェフとして活躍する若き日本の期待の星。
吉武氏のディレクションに基づきニューヨークの厨房を任されているのは、ヘッドシェフの島野 雄氏。辻調理師専門学校を卒業後フランスで料理人としての道を歩みはじめる。13年間日本とフランスで料理を作り、2013年から働いていたパリのミシュラン三ツ星レストラン「Guy Savoy」ではシェフ・ド・パルティとしてメインコースを担当。フランスでもその実力は認められている。
そして島野氏が彼の右腕として仲間に迎え入れたのは、同氏と辻調理師専門学校の同級生浦田 智裕氏。 東京とフランスで料理と作り、フランスでは、ミシュラン三ツ星レストランの「Régis et Jacques Marcon」や「Troisgros」での経験も持つ実力派。
伝統を重んじる日本とフランスで腕を磨いてきた二人が、斬新さ、新鮮さ、創造性を好むニューヨークでMIFUNE New Yorkでしか味わえない料理を提供していく。同店のコンセプトは、パリと東京がニューヨークで出会った「ニュー ジャパニーズ」。
伝統的な和食と、フランス料理をうまく織り交ぜた創造的な料理。食材、調理法、味付け、盛り付けと両国のエッセンスが見事なバランスを保ちながら一つの料理となっており、まさに両国の味を知り尽くしているシェフだからこその逸品ばかり。
また、伝統的な日本食を楽しみたいというお客様の為に、MIFUNE New Yorkの地下にはカウンター8席と、セミプライベートルーム 4名席の「sushi AMANE」がある。こちらではミシュランガイド東京の3つ星レストラン「鮨さいとう」で腕を振るっていた宇井野 詩音氏が、お客様に最高のお鮨を提供していく。隠れ家的な鮨屋ではあるが、ニューヨークの熱狂的な鮨ファンが放っておかない人気スポットになるであろう。
若くして世界舞台で活躍した三船敏郎を象徴とするこのレストランで、同じく世界の中心ニューヨークで若き食の侍達が新たな世界を切り開いていく。グランドオープニングは7月中旬予定。
MIFUNE New York
245 E.44th Street New York NY 10017
212-986-2800
http://mifune-restaurant.com/