賑やかな42丁目の目抜通りから３ブロック南に下り、ミッドタウンのオフィス街と、高級コンドミニアムが共存するエリア、マーレイ・ヒル。その最北端に、落ち着いた雰囲気の中でおまかせのお寿司をいただける「SUSHI RYUSEI」がオープンした。
オーナーシェフの大山氏は、日本で10年お寿司を握り、その後ニューヨークの寿司屋で働く機会があり渡米。ニューヨークの寿司文化の発展に貢献してきた一人。10年以上年にわたり、ニューヨークの人気寿司店Sushi of Gari のColumbus 店、Tribeca店でヘッドシェフを務める。
フロントを取り仕切るのは、共同オーナーの甲斐氏。彼も同じくSushi of Gariで培ったフロアマネージャーの経験と日本酒のソムリエ唎酒師の知識を活かしながら、お料理に会う日本酒の紹介をしながらお客様に最高のおもてなしを提供している。
レストランに入るとまずダイニングエリアがあり、その奥に寿司カウンターがある。インテリアデザインのカラースキームはゴールド、ホワイト、ブラック、トープ、ベージュ。木、竹、和紙などを用いた和な雰囲気ではなく、モダンな内装。
ダイニングスペースもゆったりとしていてビジネスランチやディナーなどにも最適。耳に心地いい音量の音楽が流れ落ち着いた雰囲気で、デートや特別な日の食事にも利用できる。各テーブル、清潔感溢れる白い寿司カウンターにもスポットライトがあり、お店全体の照明は明るすぎずとも、お料理をとても綺麗に目で楽しむこともできる。
お料理はもちろんお寿司がメイン。ネタは７割は日本から仕入れ、３割はニューヨークの市場で仕入れられるものを使用。新鮮な旬のネタをお客様に提供できるようにと常に日本の仕入先との連携を密にとりながら注文している。ニューヨークの市場からのものもその時期にしか入手できない新鮮なネタを仕入れている。
一番のオススメはシェフのおまかせ。お寿司のおまかせは前菜１品と手巻きがついたものが＄85、前菜がついたお刺身のおまかせが＄95、お寿司とお刺身のおまかせの上が＄115、特上が＄150と４種類用意されている。すしカウンターでおまかせを楽しみたい方は、予約時にカウンターでのおまかせをお店に伝えると、そのように予約席を用意してくれる。
おまかせのほかに、お寿司、お刺身盛り合わせ、丼もの、アラカルトメニューもある。鮪づくし丼には、トリュフ塩がかかった焼きとろ、中とろ、中落ち、炙り中とろ、とろたく、赤み、赤みの漬けが贅沢にのっており、鮪好きにはたまらない一品だ。
アメリカ人のお客様でお寿司をグループで食べに来られる方の中には、お寿司を食べられないお客様もいることが多く、すべてのお客様に食事を楽しんでいただけるようとお寿司以外のメニューも充実させていると語る大山シェフ。暖かい前菜、冷たい前菜、てんぷら、焼き魚なども用意されている。
次々にニューヨークに登場する寿司屋。ニューヨーカーの舌も肥え、おまかせでお寿司を楽しむ人も増えてきた。お寿司をこよなく愛する日本人にすれば、お店の選択肢が増えるのはありがたい限り。マーレイ・ヒルでおまかせのお寿司をいただけるおススメのレストランだ。
Sushi Ryusei
212-983-8880
216 E 39th St New York, NY 10016
予約はYelpまたはOpen Tableから
