1975年からニューヨークの料理学校の代表として数々のカリキュラムを提供しているThe Institute of Culinary Education (以下、ICE)。6ヶ月から13ヶ月の調理コース、製菓&製パンコース、経営コース、ホスピタリティーコース、その他一般向けのレクレーションコース等、数多くのカリキュラムを提供してきた。
同校の創立者ピーター・カンプ氏は、1975年にアッパーウエストサイドの小さなアパートの一室で、「 Peter Kump’s New York Cooking School」を開校。たった5名の学生からスタート。その後ニューヨークタイムズや、料理雑誌で紹介され認知度も上がり、生徒の数も年々増加していった。
学校は拡大を続け、1995年にはマンハッタンのフラットアイロン地区の商業ビル内に2校目を開校し、数年後には同ビルの他の階にも実習室などを増築。そして、記念すべき開校40周年を迎る今年、より大きなスペースに新校舎を移転。その祝賀パーティーがこの度盛大に開催された。
ICEの新たな門出を祝ったのは、学校関係者、卒業生、メディア関係者。そして同校の卒業生を多く雇用している、ニューヨークの有名レストランのオーナーやシェフもお祝いに駆けつけた。この度東京にもオープンしたニューヨークで最も有名なハンバーガーショップ、「シェイクシャック」の創設者でユニオン・スクエア・ホスピタリティー・グループ代表ダニー・メイヤー氏やレストラン「ダニエル」のオーナー、ダニエル・ブリュー氏 の顔もあった。
今回の祝賀パーティーで盛り上がりを見せたのはなんといってもマグロの解体ショー。 パーティーの協賛スポンサーで水産会社のTrue World社が提供した見事なマグロ。パーティー参加者は、 まな板の上に乗せられた大きなマグロが豪快にさばかれていく様子を目の当たりにし大興奮。もちろんさばかれたマグロは、お刺身、お寿司として振る舞われた。
各調理室では、生徒が講師陣指導の下、クラスで学んだ料理や、卒業生の出版した本のレシピを用いて料理を作り、試食に訪れたパーティーの参加者に丁寧に料理を説明。現役学生に加え、 ICEで学んだ事を生かし、すでに食業界で活躍している卒業生も参加。レストランで提供している一品や、商品化して販売しているチョコレートやアイスクリーム等も試食品として提供し、パーティーに花を添えた。
最先端の設備が整った施設で、輝かしい実績と経験を持つ講師陣から日々料理を学ぶ学生達。ここから、またニューヨークの食業界を背負って立つ、将来のスター選手が生まれるに違いない。
Institute of Culinary Education
225 Liberty St, New York, NY 10281
Phone:212-847-0700
http://www.ice.edu/