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ニューヨークでは、日本の食材やお酒を紹介するイベントが毎年多数開催されているが、2020年のパンデミック後それらの多くは中止となった。しかし、2022年も終盤を迎え実際に人が会場に集まり試飲や試食をするイベントが徐々に開催され始めている。
その一つが、メディア関係者、食のインフルエンサーを対象にマンハッタンで開催されたJapan Food Product Overseas Promotion Center (JFOODO)主催の和牛プロモーションイベント「One Bite Wonder Japanese Wagyu Sensory Experience」だ。
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このイベントではサンフランシスコで「The Butcher Shop」という精肉店を経営するGuy Crimes 氏が和牛に関するレクチャーを行い、部位による味や食感の違いを説明。参加者は、同氏の説明に合わせて実際「Chuck roll」、「Striploin」、「 Round」の部位を試食。その後ブラインドテイスティングも行われた。
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参加者からは、お肉の部位によっての色の違いはなぜか?和牛の最適な調理温度は?等色々な質問が飛び交った。
また、イベントの後半では、日本食レストランJ-Spec Wagyu Dining、イタリアンレストランLucciolaのメニューを試食。実際どのように和牛がレストランで提供されているかが紹介された。
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海外での日本食文化の普及は、日本産食材の海外マーケット拡大のみならず、日本観光への関心を高めインバウンドでの経済効果にも大きな影響を与えている。今回の参加者の中にも、実際に本場の和牛を食べに日本に行きたいという人も。このイベントを皮切りにニューヨークで多くの日本食プロモーションイベントの再開を期待したい。