出身地:シカゴ/アメリカ
業界歴:18年
カテゴリー:イタリアン
マイケル・ホワイト氏が料理に興味を持ったのは子供の頃。パンを焼いたり、料理をしたりと家族のレクレーションは台所で行われていた。子供の頃はシェフになるとは夢にも思っていなかった。自分も将来は父親と同じ銀行員になるのだと考えていたからだ。ある日、ふと目入ったシカゴのケンデル料理学校の広告。その時、幼少時の楽しかった思い出と将来の進路が重なった。「自分はシェフになる!」そう決心した瞬間でもあった。
昼間は学校でフランス料理の基礎を学び、夜はバイト先のイタリアンレストランで料理を学ぶ毎日。シェフとしてのレベルを高めるために、そして「本場の味」を作れるシェフになるために、イタリアへ料理を学びに行きたいという気持ちが強くなり、イタリア、イモラにある「サン・ドメニコレストラン」での修行を積むことを決心した。
「イタリア料理を学びたければイタリアに行く事は絶対に必要だと思う。自らその国にどっぷり浸かり、文化や生活習慣、言葉を学んでこそ、本当のイタリア料理がつくれるんだ。」シェフ曰く、現地でしか学べないことはイタリア滞在中に学んだ本場の味や、家の近所のレストランで食べた味から得る「テイスト・メモリー(味の記憶)」。しっかり舌に覚えさせたその味が、彼の料理を引き立たせる 。
エグゼクティブ・シェフとして、料理の質だけではなく、スタッフのマネージメント、教育にも力を注ぐマイケル氏。レストラン激戦区のニューヨークで成功するためには、味、サービスはもちろんのこと、レストランのブランド力とそれらのプロモーションも大切と語る。客の喜ぶ顔を原動力に、本格的イタリアンをここニューヨークで提供している。