出身地:ケンタッキー州 /アメリカ
業界歴:16年
カテゴリー:アメリカン
ケンタッキー州、ルイスビル出身。インド人の母を持ち、子供の頃からインド料理には欠かせないスパイスの香りと家族の食卓に並ぶ手作りナンの香ばしい匂いと伴に育つ。子供心に将来はシェフになりたいという夢を持ち始めていた。
ルイスビルの大学在学中に「ディット・バー・アンド・グリル」で働く。そこで、レストランビジネスの基本とキッチンのオペレーションを学ぶ。そして、料理のスキルを高めるべく、サンフランシスコにあるカリフォルニア・カルナリー・アカデミーに入学。卒業後には、同地のレストラン「ビズウ」のシェフ、ロレッタ・ケラー氏の元で修行を積む。
サンフランシスコの料理界で働きながらも、いつか、アメリカの食都、ニューヨークで挑戦してみたいという思いがあった。1998年に「グラマシー・タバーン」のトム・コリッキオ氏のもとで働けるチャンスを得て、ニューヨークへ移住。コリッキオ氏の指揮する著名レストランの一つ、「クラフト」のオープニングにも携わりニューヨークのファイン・ダイニングの第一線で活躍を続けた。
ナワブ氏が料理で最も大切な事と考えるのは、調理の技術とシンプルさ。技術があって初めて、素材の味と特色を活かした料理が提供でき、最小限に押さえた調理方法でより素直に素材を表現することができる。
「創造力も大切だ」と語るナブワ氏。失敗を恐れず、今迄にない食材のコンビネーションを用い、技術と知識を駆使して新しいメニュー作りに常に挑戦している。