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自分らしく食を楽しむ生活を pecopeco! Deli

食の都NYのカルナリーマスターズ

  • 1991年から1996年
      「ラ・カラベル」
    エグゼクティブ・シェフ
  • 1999年から2001年
      「ソノ」
    シェフ/オーナー
  • 2003年から現在
      「祭り」
    エグゼクティブ・シェフ

  • NYで注目されるヘルシー志向のファーストフードにニューフェイスが登場!
    Tadashi Ono
    小野正

    出身地: 東京
    業界歴:27年
    カテゴリー:日本食

    小野氏が料理の世界に入ったのは16才の時。東京の日本食レストランで 野菜の皮むき、掃除、皿洗いとのアルバイトを始たのがきっかけだった。 その後、20歳の時にロスに住む友達を訪ねて渡米。そのままアメリカへの長期滞在を決め、日本食レストランで働き始める。レストラン「稲ぎく」で働いていた頃には、日本出身の厳しい板前のもと、修行を積む。その後、フランス料理レストランに転職。フランス料理の経験はなくとも、日本料理の優れた技術を持つ小野氏にとっては、新境地への移行はさほど難しいものではなかった。

    ロスで6年間働き、新しい刺激と挑戦を模索していた小野氏。何度か訪れたニューヨークの食のレベルの高さに惹かれ、知り合いのシェフを通じて、「La Caravelle」に就職。2年目に同レストランのエグゼクティブ・シェフが辞めたのを期に、「代わりが決まるまでの間、自分にチャンスをもらえないか」と自ら志願。才能が認められそのまま 3年間エグゼクティブ・シェフを勤める。

    1996年に念願であった自分のレストランを持てる機会に恵まれ、フランス料理と日本食のフュージョンレストラン、「SONO」をオープン。しかし、競争の激しいマンハッタンで、レストランは2年で閉店に。その後、食のコンサルタント業や海外でのレストラン立ち上げといった業務に関わりながら、自分が本当にやりたい料理は何かというビジョンを立て直していた。

    「最初は、職人として、手のこんだ料理が良いと考えていたが、そのうちに、素材の味を活かした調理法を用いたシンプルな料理を自然に欲するようになった。」と語る小野氏。そんな料理は何かと自問した際に思い描いたのが、自分のルーツである日本食だった。そんな時、まるで運命であるかのようにレストラン「祭り」の話が持ち上がったという。

    常に変化と刺激を求めながら、アメリカの食街道を歩き続けている小野氏。この街のトレンドを敏感に察知しながら、「お客様が求める味」を提供する、ニューヨーカーに愛されている日本人シェフだ。