出身地: ニュージャージー/米国
業界歴:15年
カテゴリー:フランス
ニュージャージー出身。大学生の時にイタリアンレストランでウエイターとしてバイトを始める。それがきっかけとなり、将来の進路も飲食業界と考えるようになる。バイト先のオーナーに、食業界で成功するにはどの方向へ進むべきかと質問した際、シェフになる事を勧められる。料理ができればレストランオーナーになっても全てのオペレーションを管理できるので、レストラン経営においてオーナー/シェフが最も理想的な形とアドバイスを受ける。
将来レストラン経営を行なうことを目標に、まずは料理人になるべく、ニューヨーク名門料理学校、Culnarty Instituete of America に入学し、料理の基礎を学ぶ。また、学校のカリキュラムに組み込まれていたインターンシップでは、NYの一流店「ダニエル」で、実際のオペレーションを学ぶ。その当時、 午前中はイタリアン・ベーカリーで働き、正午から午前1時まではダニエルでのインターンシップとハードなスケジュールをこなす。1日たったの4時間の睡眠時間という日々が続いた。体力もある20代前半。目標に向けてまっしぐらだったので、長時間の労働も苦ではなかったという。
インターンシップでの頑張りが認められ、そのままダニエルに就職。3年間、同店で働いた後、ジャン・ジョルジュの「マーサー・キッチン」に転職。スタッフの育成に力を入れるダニエル氏と、料理のエクスキューションを重んじるジャンジョルジュ氏のもとで、それぞれ異なったスタイルのレストラン・オペレーションを学ぶ。その後、「モンラッシェ」、「マーチ」を経て2007年に念願の自らのレストランをオープンする。
モア氏の料理に対するモットーは、シンプルで味が良くアイデアとエクスキューションで最高の一品を作ること。食材の良さを活かすも殺すもそれらを調理する技術にかかっている。また、ちょっとしたアイデアでひねりを加えることによりシンプルな料理でもひと味もふた味も違うものなると考える。
現在オーナー/シェフをつとめるニューアメリカンレストラン「Commerce」は、米系メディアにも取り上げられる話題のレストラン。連日キッチンに立ちスタッフと一丸となって意欲的に取り組む毎日。そして 今迄培ってきた経験を基に違ったコンセプトをベースにした、よりカジュアルなレストランのオープンも検討中という。