Wilo Benet
ウィロ・ベネット
出身地: プエルトリコ/米国自治区
業界歴:30年
カテゴリー:クラッシック、プエルトリコ料理
カリブ海に北東に位置する島、アメリカの自治連邦区であるプエルトリコ。アメリカのパスポートを所有するプエルトリコ人の多くは、ニューヨークにも大勢住み、本土と島を行き来する人も少なくはない。
シェフ、ウィロ・ベネット氏もその一人。ニューヨークにある料理学校の最高峰、「Culinary Institute Of America」で料理を学び、卒業後は、「ル・ベルナダン」、「ザ・ウォーター・クラブ」そして、「マウリセ・レストラン」と、マンハッタンのレストランで修行を積む。その実績が認められ、1990年には地元プエルトリコの州知事のマンションのシェフ・デ・クィジーンに抜擢される。
その後、プエルトリコ屈指のファインダイニングレストラン「Pikayo/ピカヨ」をオープン。ニューヨークレベルのサービスとメニューは、プエルトリコに集まる世界中からの観光客は勿論のこと、多くのセレブリティーシェフもこの地を訪れた時には、必ず立ち寄るホットスポットだ。 コンテンポラリーなレシピだけでなく、本格的な地元の味も重んじるベネット氏。もう1つのレストラン、「Varita/バリタ」では、プエルトリコの郷土料理を提供。また、2007年には、100以上のレシピを紹介するプエルトリコ料理の本を出版し、数々の賞を受賞した。
2009年にはスペインのリオハワインのオリジナルラベル「DOBLE」をプロデュースし、その販売を開始。2010年には、ブラボTVの人気番組「トップ・シェフ・マスターズ」への出演も果たす。現在は、レストランマネージメントのコンサルティングも手がけるなど、マルチなタレントを発揮するベネット氏。プエルトリコの食のレベルを引き上げるリーダー的存在として幅広く活躍中だ。