ニューヨークで人気の高い日本酒。今ではリカーショップでお酒を置いていない所はないといっても過言ではない。それどころか選ぶのに困る程沢山の種類が陳列棚に並ぶ。そしてこのたび、お酒を使ったリキュール、TY・KUが2007年4月にニューヨークにて登場した。

このリキュールを考案したのは、若い起業家、トレントン・ウリニー氏とカーク・スパーン氏。両氏がコロンビア大学ビジネス学科の授業中、新商品開発の課題で考え出した構想がTY・KU開発のきっかけとなったのだ。発案からコンセプト作り、最高級の原材料の調達、デザインに４年の歳月をかけて今に至る。

TY・KUのこだわりの一つは商品のユニーク性。リキュールは甘いものが多いが、TY・KUはその概念を覆し、鮮度の高いさっぱりとした口当たり。マスターミクソロジスト世界チャンピオンにより厳選された20種類もの原材料がミックスされている。その中には柚子、ザクロ、ウチワサボテン、烏龍茶、緑茶、メロン、スモモ、 朝鮮人参、ダミアナ、などが含まれている。

そしてもう一つのこだわりがある。
それは、機能性とデザイン性を考慮して作られた個性的なピラミッド型のボトル。底に電球がついており、スイッチを入れるとその光で、ボトルが照らし出されて緑色に発光するのだ。そのボトル自体がインテリアの一部に早変わりする。

アメリカで生まれたお酒のリキュール。今、東洋と西洋文化を取り入れたこの斬新なアイデアで、多くの有名レストランやセレブリティーの間で話題を呼んでいる商品だ。これによって日本酒の認知度がまた違った形で高まって行く事は間違いないだろう。