Kee's Chocolates

ニューヨークのバレンタインは、恋人たちだけの特別な日。日本のように、職場で義理チョコをばらまく習慣はありません。そんなカップルのために華やぐきらびやかなチョコレートショップとは少し違った、ニューヨーク生まれの手作りチョコレートショップをご紹介。

ソーホーの一角にひっそりとたたずむ小さなショップ。オーナーのキーさんが2002年にオープンしたのは、長年の夢だった花とチョコレートのお店。でも数年後、ハンドメイドのチョコレートの評判がとても良く、チョコレート作りに専念することに。いまでは週に7日、お店でフレッシュなチョコレート作りにいそしむ彼女をみることができる。

日本の柚子、フランスのシーソルト、スペインのサフロン、タイのチリ…、時には意外な、世界中の素材とチョコを組み合わせ、毎日違ったフレーバーのチョコレートがお店に並ぶ。食べるまでは想像もつかないその味のバリエーションの中には、食べた後も不思議な感覚に戸惑うようなフレーバーも。ひとつひとつがかわいらしいサイズとデザインのチョコは、甘すぎず、甘いものが苦手な彼もついつい手がのびてしまうみたい。

今年のバレンタインは、キーさんが作るチョコ＋スペシャルのコンビネーションで、大切な人を驚かせてみては？
(Text: Maiko Saeki)

トリュフ以外にもバラエティー豊かなチョコレート系の商品が並ぶ。