Gnosis Chocolate

Whole Foodsを含む200以上の店で販売されている、ニューヨーク生まれのチョコレート「Gnosis（ノシス）」。このチョコレートは100％手作り、オーガニックでローカーボ、そしてビーガン対応。その上グルテン、ソイ、乳製品、砂糖は一切使用しておらずアレルギーに徹底した健康志向のチョコレートである。おまけに製造過程で118F（48℃）以上に加熱しないというローフードに基づいた方法で作られている。

Gnosis Chocolateの創立者は自称「チョコレートガール」の元ヘルスカウンセラーの女性、バネッサ・バーグだ。2006年5月に自らの仕事の一環としてたまたまチョコレートを作り始め、そして2008年3月には、たった23歳でGnosisを立ち上げ、世界に広めることとなった。

「健康、幸せ、社会や環境への意識を持とう」という深いメッセージをこのチョコレートを通して世界的に認識させるというビジョンを持つバネッサだが、当時ヘルスカウンセラーをしていた彼女は、自分がチョコレートカンパニーを運営することになるなど想像もしていなかった。

チョコレートを作るきっかけは、ヘルスカウンセラーとして自分の顧客達に、不健康なスイーツやスナックに代わる何か新しいものがないだろうか、と考え始めた事だという。始めはマーケティングの知識など一切ない状態であったのにもかかわらず、ニューヨークの店舗からは彼女のチョコレートバーを求める声が出始めた。バネッサ自らラベルをデザインし、また彼女のヘルスコンサルティングのホームページにチョコレートのインターネット販売ができるページを追加した。結果として、販売を始めるやいなや注文は殺到し、バネッサはこのビジネスが急成長していることを感じたそうだ。

チョコレートバーはダークチョコレート、フルーツ、ナッツ、スパイス、ハーブなどの種類がある。またチョコレートバー以外にも、トリュフチョコレート、ホットチョコレート、ジャム類、ボディーケア用品、サプリメントなど、食べ物に限らず健康な体作りに関する多岐に渡る商品を展開している。 Gnosisのチョコレートはただのチョコレートではなく、もはや健康、それ以上を意味するものだ。インターネットからも気軽に購入できるので要チェック！

(Text: Yukari Takashima)