Sour Puss Pickles

品質が良く地元の材料にこだわった、サステイナブルなフードシステムで作られた製品を表彰するGood Food Award TMに２年連続で選ばれているブルックリンのピクルスメーカー、Sour Puss Pickles。「製品一瓶一瓶を、自分の家庭で楽しむものと同じくらい丁寧に作る」ことをモットーに手作業と伝統的な製法の小バッチ生産で高いクオリティの製品を作っている。「シンプルは美味しさとイコールする」という信念から、保存料や添加物は一切使用していない。

Sour Puss Pickles はニューヨークを始め、ニュージャージー、コネティカット、ペンシルバニアの農場と直接契約し、最高の品質で最高に新鮮な原材料を使うことを保証している。もちろん、使っている酢だって地元産だ。農場、販売者、消費者まで含む持続可能（サステイナブル）な、地元に根付いたフードシステムの一員として活躍している。

2012年 Good Food Award TM の金賞に当たる「ゴールドシール」を勝ち取ったのは「Ramps」、セイヨウネギのピクルスだ。研究を重ねた漬け液とベストマッチのスパイス使いが受賞の決め手となった。セイヨウネギはリーキ、ポロネギとも呼ばれるクセの少ないネギで近年は日本でも人気の食材。冬から春が旬のセイヨウネギのピクルスは早いもの勝ちの限定品だ。

他にも、キュウリにガーリックとディルをほんのり効かせたClassic Spearsや、カリフラワーにカレースパイス、ホワイトビネガーとバーボンを使ったCurried Cauliflowerなどのピクルスも人気。これらの製品はFulton Stall Market や New Amsterdam Marketで購入可能。７月にはチェルシーマーケットでの期間限定マーケットSuper (Duper) Marketでも販売され注目を集めた。

ピクルスにも旬があるということを感じさせてくれる、手作りの味わいのレアなピクルス。見かけたらぜひ、買ってみて！

(Text: Aki Watanabe)

(上)オーナーはブルックリン在住のカップル、クリスとエヴェリンの2人（下）バラエティー豊かなピクルス。新アイテムも次々に開発中だ。