3月31日、チェルシーにオープンしたベイクドポテトの専門店。ベイクドポテトと言えば、アメリカの代表的なサイドディッシュ。ポテトを食べたいが、揚げたポテトは少々気が引けると言う時に、オーダーする人も多い一品である。この脇役を主役に変えたのは、ケータリングビジネスを手がけるジェイソンさんだ。
「一種類の食材をメインにしたファーストフードのお店を開きたい」と考えていたジェイソンさん。しかしこれだという一品のアイデアがなかなか浮かばなかった。 昨年の11月、レストランで食事をしながらミーティングをしていた時にふと頼んだベイクトポテト。脇役だけれどもどんな料理にもあう。シンプルだけどだれにでも愛されている一品はこれだ!とベイクドポテト専門店のコンセプトを練り始めた。
100種類以上のトッピングの組み合わせを約1000人の人に食べてもらい、13種類のコンビネーションに絞り込んだ。また、一番大切なポテトも何種類かを試し、でんぷんの味が強くなく、ベイクドしたあとの皮の固さもちょうど良いアイダホ産の「ユーコン・ゴールド」という品種に決定。また商品を入れるパッケージにもこだわり、トッピングののったベイクドポテトが完璧に入るサイズのテイクアウト用容器を開発した。
ベイクドポテトのメニューはバラエティー豊富。オーソドックスなサワークリーム、スモークベーコンとチェダーチーズがのったものに始まり、グリルされたスカートステーキがのっているもの、バッファローチキンウイングとブルーチーズ、人参、セロリがのっているものなどが用意されている。そして、なんと豪華にトリュフがのった高級ベイクドポテトまでもある。また、自分の好きなトッピングを選んで、オリジナルのコンビネーションを楽しむこともできる。これらのベイクドポテトには、バルサミコドレッシングのかかったフレッシュなサラダが付いてくる。極めつけにデザートもポテト。マシュマロ、ピーカン、そしてメイプルシロップのかかったスウィートポテトパイやオリジナルのスウィートポテトジェラートアイスと、正真正銘のポテトづくしだ。
お店を訪れる客の反応に、「ベイクドポテトがここまでお客様のハートに響く一品だということは、あまり予想していなかったのです。シンプルな一品だけど、お客様それぞれが思い入れのあるコンフォート・フードなのです。」と語るジェイソンさん。NYの本店のオペレーションを完璧に確立したら、今後、大学回りの学生街に支店をオープンしていく予定。親元を離れた、懐かしい味に飢えているハラペコの若い学生さんの間でも人気の店のなること間違いなし!
The Classic $7
chive, sour cream, applewood smoked bacon and cheddar
The Brisket $10
tender braised beef brisket, parsley, and a marsala reduction
RESTAURANT INFORMATION
Totally Baked
8 W, 18th St., New York, NY 10011
Phone: 1-646-336-6118
www.totallybakedpotato.com