シアターディストリクト内、「レストラン・ロー」として知られる46丁目の 8th アヴェニュー と9th アヴェニューの間。ここに、本格的ニューオリンズ料理を提供するレストランがオープンした。この通りには、日本、南米、ヨーロッパ、アジアなどのありとあらゆる国のレストランが軒を連ねているが、その中で唯一、アメリカの郷土料理を食べられるレストランだ。
レストランのコンセプトは、その名の通り、ニューオーリンズのバーボンストリートにあるバーだ。バーボンストリートは、フレンチ・クォーター地区の多数のバーが立ち並ぶ通りで、バルコニーがあるのが特徴。そんなストリートの一部が、このマンハッタンに出現してしまったのだ。中に入ると高い天井にシャンデリア。一階には長いバーカウンター、そしてハイチェアのテーブルとブースがある。店の一番奥には、落ち着いた雰囲気のラウンジエリアがある。2階にもダイニングスペースがあり、バルコニーでも食事を楽しむ事ができる。
レストランのメニューはもちろん、ニューオリンズ料理。腕をふるうのは、ニューオリンズ出身のエグゼクティブ・シェフ、トミー氏。オーセンティックな味をニューヨーカーに食べてもらいたいと語る。テーブルに出てくるパンもニューオリンズスタイルを貫く。外がかりかりで、中がふわふわのローフだ。ニューヨークでいくつものベーカリーを試食し、納得のいくパンを焼いてくれるベーカリーをシェフ自身が発掘したのだ。
ニューオリンズの代表料理、シーフードスープのガンボはシェフのお母さんのレシピ。その他、亀の肉が入ったスープや、ワニの肉をバッファローチキンウイングチキンのように調理した、ワニのから揚げなどニューヨークでは珍しい料理が体験できる。ニューオリンズスタイルのバーベキューシュリンプもシグニチャーディッシュの1つ。
料理のポーションもニューオリンズサイズでボリューム満点。「味、量、雰囲気とすべてにおいてニューオリンズのスタイルを紹介することができて、本当に光栄に思うよ。」と語るシェフ。ニューオリンズ出身でニューヨークに住んでいる人たちもオープン当初から待望の古里の味を食べにやってくる。レストラン・ローではニューオーリンズ・マルディグラの再現?とはいかないまでも、ご当地自慢の料理を楽しめること間違いなしだ!
RESTAURANT INFORMATION
Bourbon Street Bar & Grille
346 West 46th Street (between 8th and 9th Aves.)
Phone: 1-212-245-2030
www.bourbonny.com