ニューヨークを舞台にした人気ドラマ、「セックス・アンド・ザ・シティー」にも登場し、多くのセレブが滞在することで有名な、ブティックホテル、「Hotel Gansevoort」。その一階に日本の居酒屋をモチーフにした「タヌキ・タバーン」がオープンした。

レストランに入るとまずはラウンジエリアとバーがあり、その奥には、寿司カウンターを構えたダイニングエリアが広がる。オリジナルのテーブルと椅子を含め、店内はやわらかいベージュの色で統一されている。友達同士の談話を楽しみながら食事をするには1階のダイニングエリアがおすすめ。2階は、レトロでファンキーなオレンジやピンクの暖色で統一されたインテリアでカップルのデートにおすすめだ。

このレストランのコンセプトは、「ジャパニーズ・ガストロパブ」。日本の居酒屋のコンセプトをニューヨーク風にアレンジし、日本食の食材に、ちょっとひねりを加えている。例えば「鳥団子」。鶏肉で作った団子をもち米で包み、それを揚げたもの。それにお醤油ベースの甘辛ソースをつけていただく。表面のカリカリ感、もち米のもちもち感、その中に鳥団子が入っており、食感も楽しめる。

また、日本の居酒屋メニューでは見る事の無いアイテムを用意するのも特徴。半分に切った大腿骨に味噌を塗って焼いた「ミソ・グレイズド・ボーン・マロウ（骨髄）」。とろとろのボーン・マロウをスプーンですくって、添えてあるトーストにのせていただく。また、肉料理にはジューシーで肉厚な特製ハンバーガーも用意されており、「お寿司もいいけど…がつんとバーガーを食べたい」という人にも嬉しいチョイスだ。

お寿司は握りもあるが、ニューヨーカーに人気の巻物も14種類。いろいろな料理を楽しみたい人のために、半分（4pc）のオーダーもできるのは嬉しい。お米の代わりにキュウリで具材を巻く「ビューティー・ロール」は若い女性客に人気の一品となっている。

日本酒、ワイン、カクテルも充実。グラスで楽しめる日本酒が8種類とワインが10種類、またボトルでも日本酒29種類、ワインが53種類用意されている。また、12種類のオリジナルカクテルもあり、バーでドリンクだけ楽しむ人も少なくない。

今後は深夜もオープンする予定。ミートパッキングのナイトライフを楽しむ前、または、ナイトクラブ後のお食事処として、ニューヨークの若者の人気スポットになること間違いなし。

[STORE INFORMATION]

Tanuki Tavern at Hotel Gansevoort / タヌキ・タバーン
18 9th Avenue,
(entrance on 13th Street)
New York, NY 10014
Tel : 212.660.6766
【月、火】6:00pm - 12:00am / 【水—土】 6:00pm - 1:00am /
【日】 6:00pm - 11:00pm
www.chinagrillmgt.com