「Mission Dolores (ミッション•ドロレス)」はブルックリン/パークスロープにできた新しいビアガーデン。
ブルックリンの人気エリアの一つ、コブルヒルで「Bar Great Harry」というでこだわりのバーをを営んでいるオーナーの二人、ベンさんとマイクさんの兄弟が始めた2店舗目だ。その名前の所以は、サンフランシスコ最古の教会である「Mission Dolores」。1770年代にスペインからのキリスト教伝道師など入植者たちが、最初にたどり着き教会を建てた場所。その当時はもちろん、サンフランシスコはまだ先住民が暮らす自然のままの地だったそうだ。
バーでありながらも教会から名前をとったこのユニークな場所は、以前は車の修理工場。全ての改装工事に9ヶ月かけて造り上げた内装はアンティークでありながらも洗練されたブルックリンらしい雰囲気が漂う。それもそのはず、使用している木材や金属製のドアなど、全てブルックリンの建築物の廃材を再利用しているのだ。
ビアガーデンといっても内装は少しユニーク。入り口付近は、レンガ色に塗られた壁とカウンター席が印象的な細長い屋根付きのエリア。奥に進むと屋外の小さな広場となっている。店の一番奥がバーカウンターとなっていてここも屋根付きだ。このように雨をしのげるセッティングになっているため、天候に左右されず利用できるのが特徴だ。また日射しが強い時には日陰で和むことも可能だ。
「Bar Great Harry」で築き上げてきた実績と経験で厳選されたビールは、全てこだわりのある小さなブリューワーのもの。生ビールは現在21種類を常備。 SixpointなどのスタンダードなものからBear Republicといったユニークなものまで取り揃える。値段も良心的な設定で、純粋にビールを楽しんでもらいたいというオーナーの心意気が伝わる。また、ビール以外にもカクテルやハードリカーも揃えるのでビールを飲まない人でも気兼ねなくこの店を満喫することができる。食べ物は現在、オーストラリア風グルメ総菜パイの店、「Dub Pie」の提供するパイのみ。「様々な展開を考えているが、今は2店舗を切り盛りするのに集中しているよ」とベンさんは語る。
目印となるのは入り口に出された小さな黒板だけ。少し分かりづらいという設定も、なんだか知る人ぞ知る感じがして魅力的だ。パークスロープに立ち寄った際には是非この場所で喉を潤して欲しい。
ビールのセレクションは日替わりのため、現地、またはウェブサイトでご確認下さい。
missiondoloresbar.com/blog/
[STORE INFORMATION]
MISSION DOLORES
249 4th Ave.,
Brooklyn, NY 11215
Tel : 718-399-0099
URL : missiondoloresbar.com/blog/