タイムズ・スクエアやブロードウェイを背景に人通りが深夜まで途絶えないミッドタウンノースに、ニューヨーク初のアフリカンコーヒー専門店「B Koffie」がオープンした。アフリカ産コーヒー豆と言えば、モカやキリマンジャロを思い浮かべる人も多いと思うが、この店では、評判の高いエチオピア産「Yirgacheffe」や知られざるアフリカ原産の名豆を味わうことができる。
9thアベニューから東に少し入った51番ストリート沿いにある小さい店で、まだ看板もなく、思わず見逃してしまいそう。店に一歩入ると、新鮮なコーヒーの香りと店員のやさしい笑顔が向かえてくれ、コーヒーを味わう前から心癒される気分にさせてくれる。店内は赤茶色の古レンガと薄茶色の木をうまく組み合わせた明るい感じのつくりで、洗練されたデザインの中にも懐かしさを感じさせる内装に仕上がっている。
店内は、こだわりの元祖エスプレッソマシン「E61」が設置されたバリスタカウンターと、その向かいに並ぶカウンター席で構成されており、バリスタカウンターには自慢のアフリカ産コーヒー豆のガラスビンとかわいいプチケーキが並べられている。「店はけっして広くないが、小さいことで逆にコーヒーの香りを常に店内に満たすことができる。」と語るマネージャーのタビーソさん。
コーヒー豆は、エチオピア、タンザニア、ケニア、ルワンダ、ブルンジから厳選した5種類を輸入。店内では、これらを組み合わせたハウスブレンドと併せて計6種のコーヒーを2種類の抽出方法で楽しむことができる。豆だけではなく、コーヒーの入れ方にもこだわり、フィルタープレス付カップを使用。このカップの採用により、コーヒーの味と香りを含んだオイルを逃さず抽出できるフィルタープレスがテイクアウトでも気軽に楽しめ、他のコーヒーチェーン店では味わえない、飲んだ後も口に残る微粉のざらざら感とコーヒー本来の甘みを感じることができる。もちろん、それ以外にもアフリカ原産豆を使ったエスプレッソ、マキアートやアイスコーヒーなどもおすすめ。コーヒー豆の販売もしており、自宅でアフリカンコーヒーを楽しむことも可能だ。
また、ドリンクメニュー以外にも、10数種のケーキ、クッキー、クロワッサンなどを取り揃えており、コーヒーとともにブレイクタイムを演出してくれる。さらに、壁一面に陳列された南アフリカからインポートされた食材もめずらしく、一度、試してみても良いかもしれない。店の開店時間は、朝の7時から夜の8時まで。通勤前や昼食後、仕事後のひとときに本物のコーヒーを是非、味わってほしい。
Text By Atsuhiro Fujita
[Koffies]
Ethiopia yiracheffe (16oz): $4.5
Tanzanianpeaberry (16oz) : $3.5
Espresso : $3.0
Cappuccino : $4.0
[Iced Koffies]
Iced African Smake : $2.0
Iced Latte : $3.0
[Foods]
Croissant with Nuttella : $2.5
Cakes and Cookies : $1.0-$2.0
[STORE INFORMATION]
B Koffie
370 W 51 St., (Between 8th & 9th aves.)
New York, NY 10019
Tel : 646-330-5515
【営業時間】 7:00 am - 8:00 pm
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