カジュアルイタリアンレストランが多く立ち並ぶトライベッカに、本格イタリアンレストラン「Ristorante Aglio」が新しく登場。3ヶ月ほど前までリーズナブルなカフェメニューを提供していた「Tribecafe」が、シックで大人な本格イタリアンに生まれ変わった。
前店に比べ、 座席数を減らしテーブル数、カウンター席数を合わせて約20席。開放感と落ち着きのある空間である。レストランに入り、目に飛び込んでくるのはずらりと並んだワインの数々。ワインは70%がイタリア産で、その他フランス産など、その数70種類以上。
カクテルプログラムにも力を入れており、「BLOODY MARY VIP」はガーリックの香りが広がるガーリックウォッカを使用。「SYLVIA THE MONNALISA」は、新鮮なミントとキュウリがまるごと入った素材を活かしたさっぱりとした味。食前酒としても食中酒としても楽しめる。
お料理には、レストラン名にもなっている「Aglio=ガーリック」がバランスよく取り入れられており、テーブルに運ばれて来た瞬間に嗅覚、視覚で食欲をそそられる。「APPETIZERのBAGNA CAUDA」はユローカルで仕入れた新鮮な野菜、数種類の人参、キュウリ、かぶ、芽キャベツなどを、たっぷりのアンチョビを使用したソースでいただく前菜で是非オーダーしたいマストアイテム。アンチョビの風味が口に広がり、濃厚なソースとフレッシュな野菜がマッチする。
また「SPAGHETTI ALLA BOTTARGA」は、ガーリック、アンチョビ、チリペッパーにカラスミがふんだんにトッピングされたパスタ。シンプルだが味わい深い一品で、ワインといただくと、よりいっそう旨味が増す。麺の茹で具合はアルデンテで、硬さも丁度よい。
メインディッシュの「BRANZINO ALL ACQUA PAZZA」は、地中海の白身魚ブランジーノが一匹丸まま調理されており、セミドライのトマト、貝の一種コクルス、ブラックオリーブの組み合わせ。それぞれの素材を活かした創造性豊かな料理。魚のうまみが引き出されたしっかりとした味付け。骨も食べやすく取ってもらえる。
デザートメニューもすべてパティシエにより作られる。クリーミーでまろやかなカスタードとカリカリの香ばしいカラメルソースが自慢の「CATALANA」は絶品。また、ヘーゼルナッツの濃厚な味わいが決め手の「PINEAPPLE TIRAMISU」や、オレンジケーキとバニラアイスが絶妙にマッチする「TORTA DI ARANCIA」など、種類も様々。どれも甘過ぎず、食後にぴったりなサイズ。
ニューヨークにありながら、「イタリア人に納得してもらえる本場の味」をモットーに掲げ、今後はシーズンメニューやランチメニュー、コース料理も提供してくとのこと。今後のメニューの展開もとても楽しみだ。
[STORE INFORMATION]
Ristorante AgLio
277 Church Street New York, NY 10013
212-343-0277
http://www.ristoranteaglio.com/reservation.html