レキシントンアベニューの28丁目あたりは、カレーなどインド料理店が多いことからマレーヒルとかけて「カレーヒル」と呼ばれることがある。ここに新しくできたのが「デジ・ガリ」という名のインドカフェだ。ここではスパイスをふんだんに使った具をロールやパニーニにして味わうことができる。
インドから来たオーナーの Natarajan氏は、数々のレストランでの経験を持つインド料理のエキスパートだ。マンハッタン、ウェストチェスター、コネチカットで、12年の間に12店舗以上のレストランをオープンさせた。そんな彼が次に目をつけたのが、カレーヒルでカジュアルなストリートフードを提供する新スタイルインディアンカフェだ。
入り口を入ると、大きなキッチンカウンターがあり、その場でオーダーをする仕組み。オーダーしてから数分で出来上がり、スナック感覚で食べられるメニューも多いので、テイクアウトをする人が多い。奥の階段を降りればテーブル席が20席ほどあるので、店内でも食べることももちろん可能。
自分のお気に入りの組み合わせで、オーダーできるが、初めてお店を訪れる人にもってこいのメニューは、「シグニチャーロール」。こちらはお店がお薦めするコンビネーションのロールである。この「シグニチャーロール」の中で一番人気は「Chicken Tikka」。パラタというメキシコ料理のトルティーヤに似た形のインドの平たいパンを使ったロールで、グリルしたマリネチキンを巻いたもの。
またベジタリアンのチョイスは、「Paneer Bhurjee」がお奨め。パラタにカッテージチーズ、トマト、グリーンチリを巻いたものだ。カッテージチーズがスパイスをまろやかにしてくれるのでスパイスが苦手な初心者でも食べやすい。
ロール以外の人気メニューには「Samosa Chaat」。おなじみのサモサ（ゆでてつぶしたじゃがいもとグリーンピースなどを香辛料で味つけし、小麦粉で作った薄い皮で三角形に包んで揚げたコロッケに似たもの）を、ぶつ切りにし、その上にデジスタイルビーンズとヨーグルト、チャツネを載せたもの。ベジタリアンメニューといっても侮るなかれ。かなりボリュームがあり、食べ応えがある。
「食事ではなく、軽くお茶をしたい！」という人も大歓迎。 バニラアイスクリームにサフランが入っている自家製アイスクリーム「Gali Ki KULFI」は、濃厚なバニラに加えられたサフランがさっぱりとして、とてもよい風味を出している。ドーナツをサフランシロップに漬け込んだインドの伝統的なお菓子「Gulab Jamun」は、スパイスの効いたチャイと合わせて頂くのがお勧めだ。
ランチや午後のスナックに、近くのビジネスマンや学生が多くやってくる。また、週末の金曜、土曜は夜中の3時まで開いてるので、夜遊び帰りの若者にも大人気だ。また学生証があれば全てのメニューが10%オフ。カフェにはwifiやテレビもあるので、誰でも気軽に時間を気にせず利用できる。メニューはすべて$10以下なので、気軽にインドのストリートフードを楽しむ事ができる。

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Desi Galli
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