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うわさの料理食べくらべ!

ニューヨーカーに愛され続けるスタンダードな味?それとも進化して生まれた斬新スタイル? ホットドッグ対決 vol.16

Papaya King(パパイヤキング)
179 E 86th Street,
New York, NY 10028
Tel: 212-369-0648
www.papayaking.com

Frankfurter Plain/プレーン $1.90
Home Run/ホームラン $1.95
[無料トッピング:Sauerkraut / Tropical Relish / Onions in Tomato Sauce / NY Onion / Ketchup / Mustard]


Crif Dog (クリフドッグ)
113 Saint Marks Pl,
New York 10009
(Btwn Ave A & 1st Ave)
Tel: 212-614-2728

The Crif Dog(ザ・クリフドッグ) $2.25
Spicy Redneck (スパイシー・レッドネック)$4.25
[無料トッピング:Mustard / Ketchup / Sauerkraut / Relish / Raw Onions / House Relish]

料理の解説

NYと言えば?
マンハッタンを歩けば、数多見られる街頭ベンダー。プレッツェル、ナッツ、チキンプレート、そして王道ホットドッグ。黄色い看板の店先から、フランクフルトの湯気が立ち上る。出来立てホットドッグにかぶりつく街行く人を見かければ、やっぱり一度は限定解除して食べたくなる、NYの代名詞“ホットドッグ”。
日本はポークソーセージを使いますが、米国ホットドッグはビーフソーセージ。バンズのサイドをカットしてソーセージを挟む、極めてシンプルなこの“ホットドッグ”、なんと一人平均年間60本も消費しているというから驚きです。まさに米国を代表するアメリカンフード。
今回はニューヨークのホットドッグの老舗「Papaya king/パパイヤキング」と斬新メニューで人気の「Crif Dog/クリフドッグ」の対決です。

Papaya King(パパイヤキング):
1932年に開店、今ではマンハッタンに数店舗構えるホットドッグの老舗「Papaya King」。今でこそホットドッグで有名な「Papaya King」ですが、実は開店当時はNY初のトロピカルフルーツジュースストアでした。当時ドイツ移民の多かった86thストリート。1975年に、「フランクフルター」と呼ばれるドイツのソーセージをメニューに加え、今のPapaya Kingのメニューが出来たそう。選んだホットドッグは「Home Run/ホームラン」。
ザウアークラウト、みじん切り玉ねぎとトッピングに無料のトマトソースがたっぷりのったホットドッグ。ケチャップとマスタードをのせて、一口パクリ!ジューシーなビーフソーセージに、玉ねぎのシャキシャキ感。ザウアークラウトとトマトソースの酸味に、ビーフの旨味が奏でる、そこはかとなく懐かしい味が口一杯に広がる、これぞまさに王道ドッグ。

Crif Dog (クリフドッグ):
イーストビレッジに構える、ニューヨーカーならご存知のホットドッグ専門店「Crif Dog」。入り口で迎える「EAT ME!」のキャッチーな看板に、キッチュなアーケードゲーム。遊び心をくすぐるエントランスを抜け、待ち構える数々のホットドッグ。プレーンドッグに、チリドッグ、フィラデルフィアチーズステーキドッグに、テリヤキ味のツナミドッグ等々。迷い心を断ち切りオーダーしたのは、この店一番人気の「スパイシーレッドネック」。
これでもか!と、コールスローがたっぷり乗った、一見びっくりなホットドッグ。ガブリ!とかじれば、柔らかくほのかに甘いバンズに、カリカリベーコンの巻かれたジューシーホームメイドドッグのコントラストが子気味良い。どこかで甘く爽やかなコールスローに、ピリっとホットなハラペーニョ。甘辛酸の見事なハーモニーに思わず唸る、グルメドッグ。

比較結果は・・・?

酒形凛:
ビール片手にスパイシーレッドネック、ビール×ピリ辛が最高。ああ、夏が待ちきれないわぁ。
フランク・フルトラ:
サイドメニューのポテトもまたフランクフルターに合うんだなぁ、これ。
ペコリーナ:
「たかがホットドッグ!」なーんて侮れない深い世界がある…これもアメリカンカルチャーね。