Viet-Nam Banh Mi So 1
(ヴェトナム バインミー ソーワン)
369 Broome St,
New York, NY 10013
Tel: 212-219-8341
Tiny's Giant Sandwich Shop
(タイニーズ ジャイアント サンドウィッチ ショップ)
129 Rivington St,
New York, NY 10002
Tel: 212-982-1690
www.tinysgiant.com
あっぱれ、サンドウィッチ伯爵!
時代を遡ること18世紀、サンドウィッチはイギリスの海軍大臣等を歴任したサンドウィッチ伯爵に由来しています。伯爵はトランプゲームが大好きで、ゲームの合間に片手で食べられる食事ができるようパンに具を挟んだものを作らせたことから、「サンドウィッチ」と呼ばれるようになりました。
サンドウィッチはご存じの通り、パンに肉や野菜等の具を挟んだシンプルな料理で、簡単且つ栄養面でもバランス良くとれるので世界各国でも人気の料理です。お手軽ゆえに、バリエーションも豊富で、その国独自のサンドウィッチというものが存在します。
今回は、ニューヨーカーが最近注目しているというヴェトナムのサンドウィッチと、地元で変わらない人気を誇るアメリカのサンドウィッチの食べ比べをしてきました。果たして結果の方はいかに!?
Viet-Nam Banh Mi So 1(ヴェトナム バインミー ソーワン):
今ニューヨークでふつふつと人気が出てきているヴェトナムのサンドウィッチ、これをヴェトナムではbánh mì(バインミー)と呼びます。チャイナタウンはブルームストリートに位置する当店に到着すると、持ち帰り専用の小さい店内に既にオーダーしたサンドウィッチを待っているお客さんがずらり。
たくさんの種類がある中で、一番人気だという1 House special($3.95)をオーダーしました。すると30センチはあろうかというビッグなサイズがお目見え。バインミーの要となるパンはフランスパンに米粉が入っているのが特徴で、外はサックリ、中は柔らかいのでとても食べ易いです。
具は豚肉、人参、大根、胡瓜にパクチーで構成されていて野菜もたっぷり。千切りのにんじんとだいこんが甘酢で味付けされていて、なんとも癖になる味!豚肉はミンチとスライスしたものとのが入っている。甘酢付けの野菜と瑞々しいキュウリを合わせていただくと、フレッシュでお肉の脂を押さえてあっさり食べられます。さらにパクチーが風味のアクセントになっていて他の具との絶妙なマッチングはお見事。お値段は$3.95。安くて上手い、そしてボリュームでも満足の出来る一品です。
Tiny's Giant Sandwich Shop(タイニーズ ジャイアント サンドウィッチ ショップ):
ローワーイーストサイドはリビングトンストリートの角に位置する当店は、看板がないながらも「Zagat」や「Citysearch」など数多くのメディアから取り上げられている名店です。また1999年に開店された当店は現在まで50万個ものサンドウィッチを作ってきたというのだから、その人気はお墨付き。
外観や店内は黒を基調とした作り。机もイス、クッションも全て黒で統一されていて、シックで落ち着いた雰囲気。
スタッフお勧めのThe cobb($5.00)を注文して待つ事数分、あつあつのサンドウィッチが登場しました。食べ易いように半分にカットされた気遣いがうれしい。
早速食べると、パンは表面にゴマがびっしり付いていて香ばしく、もちもちしています。気になる中身はジューシーなグリルチキン、カリカリとしたベーコン、アボカドのペースト、レタス、トマト、ブルーチーズのドレッシングでボリュームもたっぷり。ブルーチーズのほのかな酸味がチキンの甘みを引き立て、ベーコンは噛めば噛むほど旨味が味わえる。クリーミーなアボカドとみずみずしいレタスやトマトと合わせた清涼感が、これからの暑い季節にも食欲をかりたててくれます。
Text By Ayako Matsumoto
サム・ハッサム:
どちらも中の具だけじゃなくて、パンが美味しいのが嬉しいサプライズだったなぁ!
参土 一郎:
バインミーの甘酢の味付けは、やみつきになる魅惑の味だね。
ポー・クミン:
The cobbはビールにも合うよね。今度は違う味にも挑戦しよーっと!