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トップページ > うわさの料理食べくらべ!バックナンバー > 冬のホットドリンク対決 ~ Evolution編!! vol.22

うわさの料理食べくらべ!

Vosges VS MarieBelle 冬のホットドリンク対決 ~ Evolution編!! vol.22

Vosges(ボージュ)
Bianca(ビアンカ):$5

132 Spring Street
(bet Greene & Wooster)
New York, NY 10012
Tel: 212-625-2929

1100 Madison Avenue
New York, NY 10028
Tel: 212-717-2929

www.vosgeschocolate.com


MarieBelle(マリベラ)
ミルクチョコ+バナナ: S $6, M $8, L $9

484 Broom Street
(bet Wooster & West Broadway)
Tel: 212-884-9707
www.mariebelle.com







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料理の解説

冬です。あったかい部屋で、窓の外の積もる雪を観ながら、あつーいホットチョコレートを飲む。これに限ります。チョコレートドリンクといえばヨーロッパのイメージが強いですが、実はアメリカからヨーロッパに持ち込まれたもの。アメリカの先住民によって飲まれていたカカオ飲料が、コロンブスによってスペインに持ち込まれ、スペイン上流階級の人びとにより約一世紀、門外不出の秘密の飲み物として愛されました。その後ヨーロッパ全土に広がり、イギリスで固形のチョコレートが考えだされたのです。また、スペインでは、どろっとしたホットチョコレートにチュロスを浸して食べるのが伝統的な朝食となっています。
このように、歴史との結びつきが強いホットチョコレートですが、ここニューヨークではさらに進化を続けています。ということで今回は、進化したホットチョコレート対決!


Vosges†(ボージュ) : Bianca(ビアンカ)
カレーやベーコンチョコレートでおなじみのボージュ(Vosges)からは、白いホットドリンクをご紹介。店内で飲む場合には、フルートという細長いグラスに入って登場。うっかり倒しそうな不安はあるけれど、ここはSOHOのおしゃれショッピングエリア。まず落ち着いて。
このビアンカ、一言でいえば、衝撃ホットドリンクです。ホワイトチョコレートがベースなので、ミルクとは違い、さらさらとして後味すっきり。昔味わった事のあるような…あ、不二家のミルキードリンク。飲んだ瞬間にレモンの味が口の中に広がって、最後にフローラルな香りが口の中にふわっと残る。いろんな味が 広がって口の中はお祭り状態。それもそのはず、この一杯のドリンクに、オーストラリアン•レモン•マートル、ラベンダーフラワー、バニラパウダー、ホワイトチョコレートなど様々なフレーバーが配合されているのです。いうなれば「大人のペコちゃんドリンク」です。
含まれているものの中でもレモンマートルは、オーストラリア・クイーンズランド州に原生する植物で、柑橘成分、シトラールの含有量がレモンの約16倍のため、レモンよりもレモンらしい香りがするそうです。抗菌・殺菌力が強く、風邪やインフルエンザの予防、花粉症/アレルギー抑制作用、消臭作用、リラックス効果、鎮静効果があると言われています。
その他2種類のホットチョコレートドリンクがあり、こちらも試してみる価値ありです。ショッピングで疲れたら、ぜひぜひ立ち寄ってホッと一息ついて下さい。 


MarieBelle(マリベル) : ミルクチョコ+バナナ:
空色で上品に統一された、チョコレートブティックの奥にあるこぢんまりとしたティールーム。こちらでは6種類のダークチョコレートドリンクと、4種類のミルクチョコドリンク、そして2種類のホワイトチョコレートドリンクが用意されています。今回はミルクチョコ+バナナのスモールサイズをチョイス。
小さいカップに入って運ばれてきたのは、普通のチョコレートドリンクよりもミルキーな色をした一品。お味の方は、ほのかなバナナの味を邪魔しない上品な甘さで、さらっとした口当たりが良く、ごくごく飲めてしまいます。そしてなんと、バナナのつぶつぶが入っています。あっという間に飲みほし、「ミディアムサイズにしておくんだった…」と後悔。
マリベルの創設者であるマリベル•リーバマンさんは、カカオ飲料のルーツとされるマヤ族の末裔。その彼女のホットチョコレートが友人の間で評判となり、店を構えるまでになりました。マリベルのホットチョコレートは、ココアパウダーではなく、コロンビア製のカカオ豆からつくられたチョコレートを使っています。そのため、さらっとしているのにコクと深い味わいがあるのが特徴。ダークチョコレートドリンクは、ミルクでつくるアメリカンタイプと、水でつくるヨーロピアンタイプから選ぶことができます。

Text By Yuka Nihei


比較結果は・・・?

豆野 かか夫:
うーんどっちも捨てがたい!でもマリベラのチョコバナナは一度味わっておきたいな。スモールサイズで数種類を楽しむのもいいかも。
甘井 ちよ子:
ボージュのビアンカっていう名前が素敵。イタリア語で「白」っていう意味なんだって。ラベンダーでリラックスできそう。
ミルキー•ペコ:
どちらも缶での販売をしているので、家でも楽しめるってことだね!素敵!