3月1日(日)から3月3日(火)まで、ジャコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターにて、「The International Restaurant & Foodservice Show of New York」が開催されました。
レストラン関係者を対象にした毎年恒例のフードショー。夏に開催される「ファンシー・フード・ショー」と並んで、ニューヨーク開催される最も大きなトレード・ショーです。
不況の影響ははやりここにも!
今年はやはり不況のあおりを受け、参加企業の数も2年前約600社参加していたのに比べ、今年は約400社と200社減。また、去年より目に見えて(…というより、目に見えなくなった?)減少したもの(不参加企業)は、1)エナジードリンク、お茶等のソフトドリンク 2)エコ商品 3)キャンペーンコンパニオン。参加自体を取りやめたり、展示ブースのスタッフを減らしたりと各社、プロモーション/マーケティングに対する費用を押さえたのが原因でしょう。
盛り上がったジャパンパビリオン
参加人数が減りながらも、レストランショーを盛り上げていたのがジャパン・パビリオン。日本の食材がいろいろと試食、試飲ができるということでの人気。ブースも広くゆったりとしたスペースが印象的でした。今年は、レストラン日本が独自に開発した冷凍蕎麦、広島から参加の時川プロファームのコシヒカリなど初参加の商品も加わり、来場者で賑わっていました。
ためになる外食産業に関する講義
3日間のブース展示の他に、アメリカの外食産業における様々な講義が開催されました。講師は業界トップで活躍される方ばかりで、とても役立つ情報が得らます。展示会来場者の中には、商品を見たり試食をするのと同様、こういった講義を受ける事も大きな目的とされている方が多いようです。
講義の内容には下記のようなものがありました。
・アイビーリーグの大学生に見るアメリカの若者の食生活について
・レストランメニューで塩分をおさえる方法
・E-mailによるマーケティングのオススメ方法
・「Fast Casual」のトレンドについて
・レストランにおける栄養素表示について
・廃食用油を燃料としての再利用について
・フランチャイズ展開を勧める6つの理由
・不況時でもどのように最高のケータリングサービスを提供するか
・NY州レストランでの雇用について
来年のレストショーの予定
February 28 – March 2, 2010
www.internationalrestaurantny.com