飲んだ後にはたまらない!
贅沢ダシで作るこだわり「締め」のラーメン
久保チャンラーメン
これから忘年会、新年会と飲む機会の増える季節。お酒のあてをつまみ程度に楽しみ、そろそろお開きという頃には、丁度小腹が空いてくる。そんな時、「締めのラーメン食べたいなー」と思う方も多いのでは?
マーレーヒルに登場した隠れ家的ラーメンスポット、「久保ちゃんラーメン」。このラーメンジョイントの大将は、28年ニューヨーク在住で会社員とジャズミュージシャンという2足の草蛙をはく久保さん。「最近では美味しいラーメン屋さんが増えてきましたけど、以前は今ほどラーメン専門店が多く無く、いつか自分で美味しいラーメンをこのNew Yorkで作って見たいと思っていました。自分でやってみると金曜日にはスープ切れごめんの店じまいとなり、お客様にもご迷惑をおかけしました。それも改善してます。このラーメンファンのためにももっとがんばらなくちゃね。」と熱く語る。
ラーメンが大好きで、10年前から独学でラーメン知識を修得し始めた。日本に帰国時には、四国の製麺機製造会社が行うラーメン講義を受講したり、有名ラーメン店の食べ歩きをしたりで、美味しいラーメン作りに惜しみない努力を費やした。そして、この度、趣味で始めたラーメン作りがきっかけで3足目の草蛙をはくことに… ついにお客様の前に「久保ちゃんラーメン」として登場することになった。
久保さんの知人が、マーレーヒルにバーをオープン。このバーで飲んだ後、締めのラーメンを食べる為に場所を移動するお客様は少なくない。ならば、自分たちも美味しいラーメンをメニューに加えようということになり、ラーメン通の久保さんにお声がかかったのだ。
現在久保ちゃんラーメンのメニューは、「醤油」と「塩」の2種類。スープは、何種類もの魚貝、鶏、豚からとったトリプルスープ。「美味しいスープを作るためにはダシが命。贅沢なうま味が詰まったダシが自慢です。でもダシの素材に拘りすぎてあまり採算がとれてません。」と笑いながら語る久保さん。スープを飲んだ瞬間に広がるスープの味の深さを味わうだけで、彼のコダワリを納得できる。
麺は試食に試食を重ね、スープに合ったやや太めの平打ちのちじれ麺(麺の断面が縦と横の長さが違い長方形の形でスープにからみやすい、又、小麦粉は日本製を使用)と、それより細い麺の2種類。うま味の粒子が麺に絡み合い、麺とスープを同時に味わう事ができる。また、特製の海老油とねぎ油の香味油も頼めばサイドにつけてくれて、お好みで味を調節できる。
最近では、飲酒後の一杯としてだけではなく、久保ちゃんラーメンだけを求めて、早い時間からお店に足を運ぶお客様も増えてきているとか。営業は午後5時から。ラーメンのラストオーダーは午前2時。ニューヨークの冬の寒さを吹き飛ばすコダワリのラーメン。是非覚えておいてほしいおすすめの「締め」の一品だ。
Restaurant Information
久保ちゃんラーメン
Ramen Kuboya
マーレーヒルから、イーストビレッジに移転しました。
536 East 5th St, Ste 2
New York, NY 10009
Tel: 212-777-7010
www.kuboyanyc.com