ニューヨークらしいデザートを頂こう。
アジアンテイストを織り交ぜたニューヨークのかわいらしいデザートバー「Spot Dessert Bar」。イーストビレッジの隠れ家的カフェであるにも関わらず、新鮮で自然な材料のみを用いたエキゾチックな味でニューヨーカーを魅了して止まない注目店となっている。
オーナーのカリスマパティシエ、ピシェ・オング氏が世界中を旅して気がついたことは、アジアのテイストの効いたアメリカの典型的なデザートというものが、アメリカには意外にも少ないことだった。そんなインスピレーションからこのデザート専門店の開店が実現することになる。 NYの人気レストラン、「ジャン・ジョルジュ」や「タブラ」のペイストリーシェフの経験を持ち、「スパイスマーケット」、「66レストラン」ではコンサルティング・シェフとしても活躍した同氏が、子供の頃に過ごしたタイ・香港・シンガポールをはじめとする、アジアの素材を上手く生かしたスイーツが人気の秘密。「Spot Dessert Bar」のアジアンテイストデザートには抹茶やユズといった日本の食材も多く使用されている。あっと驚くその発想には目から鱗だ。日本人なら試さずにはいられない、心躍るメニューがずらりと並んでいる。
中でも気になるのは 「White Miso Semifreddo」その名前からも想像ができるように、白味噌を用いたセミフレッド。セミフレッドとは「やや冷たい」という意味のイタリアンスタイルのアイスクリームサンド。
味噌×スイーツ!?と奇妙な感じがするのもつかの間、白味噌を使ったリッチなクリームをサンドした、しっとり食感のオリーブオイルケーキはまるでチーズケーキのようで、それでいて和を感じる濃厚な味わい。味噌クリームのしょっぱさと甘さのコンビネーションに、添えられたベリーと果汁たっぷりのラズベリーのソルベがうまくマッチし、風味豊かなセサミとアーモンドのクランチクッキーがアクセントとなって贅沢な一皿となっている。
数あるSpotの人気メニューの中でも特にユニークな一品。足を運んだ際にはぜひ一度、お試しあれ!