今年もグルメな一品に出会っちゃう? 試食万歳!ニューアムステルダムマーケット!
本格的な夏が近づくにつれてマンハッタンやブルックリン内で続々とオープンしはじめる青空マーケット。近年のニューヨーカーのグルメ熱がこの青空マーケットにまで飛び火し、夏になるとフードベンダーだけが集まるフードマーケットが雨後のタケノコのようにぽこぽこと姿を現す。暑い夏を暑い外で過ごすのが大好きなニューヨーカーたちにとって嬉しいトレンドだ。
今週末6月23日(土曜日)から始まるニューアムステルダムマーケットもそんな夏の風物詩的フードマーケットのうちの一つ。ローワーマンハッタンのサウスシーポートにて毎月一度、日曜日に開催される。かつては400年以上の歴史を持つアメリカ最古の魚市場であったフルトンフィッシュマーケットがあったこの場所、マーケットがブロンクス移転後に空き地になっていたところを再利用しようと2007年から"ローカルフードビジネスとニューヨーカーをつなぐ架け橋"というコンセプトのもとニューアムステルダムマーケットとして生まれ変わった。高架下で開催されるので、炎天下にさらされることもなく日焼けの心配もご無用。
今年も70以上のベンダーが参加予定の中、一押しは"乳製品セクション"。地元の農家やチーズ屋、アイクスクリーム屋、ヨーグルト屋などが軒を連ね、フレッシュミルクバーではブルックリン発祥のエッグクリーム、シェイク、ラッシー、アイスクリームソーダなど乳製品を使った様々なリフレッシュドリンクが楽しめる。また、パンのパビリオンでは地元産の小麦粉を使ったスペシャルパンが各ベーカリーごとに用意され、ELLE誌でNYベストレストランにも選ばれたイル・ブコ・アリメンタリなど、有名店のタルティーヌも楽しめる。
ブルックリンメイドのジャムで有名なAnarchy in a jarやオーガニックチョコレートのTAZA、フィグ&リコッタなどユニークなフレーバーのハンドメイドキャラメルが楽しめるLiddabit Sweetsなどのベンダーもあり、食べ歩きだけでなくお土産探しにも最適。数あるグリーンマーケットの中でも特にグルメなものが集まるこのニューアムステルダムマーケット、試食をさせてくれるところが多いのも特徴。いろいろ試食して、これだ!という一品に出会おう。とにかく、夏は青空の下でおいしいものを食べる、これが一番の贅沢に違いない!
6月23日の特別イベントとして"ニューヨーク食文化ツアー"も開催予定。ウォールストリートから始まる1時間半のウォーキングツアーでは、歴史的なレストランの見学やニューヨーク州の農業、ニューヨークを代表するフードの起源など食文化に関する歴史を様々な側面から学べる。ゴール地点はニューアムステルダムマーケットなので、アカデミックに食文化を学んだ後は刺激された食欲をここで存分に満たして帰ろう。
詳しくは http://www.newamsterdammarket.org