幅4cmほどのパニーニにフレッシュなウニがサンドされている、その名も「Uni panini」。
チェルシーエリアの小粋なタパスバー、「El Quinto Pino/エル・クイント・ピノ」の知る人ぞ知る噂の一品である。
ヨーロッパでは昔からバゲットに生のウニとレモンの果汁をはさんだシンプルなサンドウィッチが食べられており、こちらからヒントを得て、このウニパニーニが誕生した。
ラップペーパーに包まれたウニパニーニは美しい真っ白なスクエアのお皿でお行儀よく提供される。サイズはちょっと小さめ・・?なんて思いながらペーパーからとり出し、パニーニを開いてのぞいてみた。なんのなんの見た目のスマートさのわりにたっぷりとウニがサンドされている。「サクッ!」としたパニーニの食感の後、「ジュワッ」とウニが口の中全体にひろがる。パニーニの食感は最高。NYで評判の「トムキャットベーカリー」のパニーニを使用とは納得である。中身のウニは韓国マスタードオイルとバターで味付けされ、シンプルかつパンチのある風味でワインやシャンパンとの相性は抜群!
マンハッタンの地元っ子にも人気のお店「エル・クイント・ピノ」。日が落ちると店内はちょっぴりロマンチックな雰囲気も漂う。
会社帰りのニューヨーカー気取りで「ウニパニーニとシャンパン」なんてお洒落にオーダーしてみてはいかが?
Text by Kaoru Yanagawa