「Best Cheesecake on Earth」と謳い、「New York New York Cheesecake」の大きな看板で知られるお店「D'Aiuto」。宣伝文句に嘘偽りはなく、こちらの濃厚なチーズケーキ 「Baby Watson Cheesecake」は言わずと知れて有名だが、実はもうひとつお勧めのスイーツがある。それは、Apple Fritter (アップルフリッター)｡ダイスカットされたりんごがたっぷり混ざった揚げたドーナツのようなスイーツ。

最初の印象はその圧倒的な重量感。手の平より大きいサイズで、手に取った時にはズッシリとくる。スターバックスのアップルフリッターの3倍はあるだろうと思われるこのボリュームにまず驚かされる。おやつとしてなら4人で1個でも十分だろう。しかも、値段は$2.25。

気になるお味のほうは、見た目に引けを取らぬ存在感。外側は甘いシロップでコーティングされており、つややかで、中はしっとりした食感。ダイスカットされたりんごも柔らかく生地とよくなじんでいる。しっかりとした甘さで、コーヒーとの相性はばっちり。通常のアップルフリッターはスライスしたりんごに生地をつけて揚げますが、この店のものは、ダイスカットしたりんごを砂糖で煮込んでから生地をつけて揚げています。だから、りんごが柔らかく甘いのだ。レンジやオーブンで温めて、ひと味違った食感と風味を楽しむのもコツ。

このお店は創業1924年。チーズケーキ専門店としてスタートしたのだが、このアップルフリッターは20年ほど前から始めて隠れた人気になっていた。2010年11月にNew York PostでNYC ドーナツベスト10に選ばれたり、Dean & DeLucaでも販売されるようになり、一躍メジャーの舞台に躍り出てきました。

リンゴがトレードマークのニューヨーク。チーズケーキ、ドーナツだけではなく、このアップルフリッターもお勧めだ。