歩きながらのニューヨーク観光のお伴にはどんなものがいいだろう?ニューヨークらしくハンバーガーやサンドイッチ、それともホットドック?甘いものが好きな人はカップケーキやワッフル?街にはフードトラックだって沢山あるので色々な料理が試せる。
それではcafé Habanaのグリルコーンはいかがだろうか。グリルコーンはメキシコの定番料理で、サイトで検索すればそのレシピは沢山でてくる。料理としてはいたってシンプルで、一度茹でた後焼いたコーン丸ごと一つに、好みでチーズとチリパウダーをかけたものだ。しかし.シンプルだからこそグリルコーンを好きな人達の評価する目は厳しい。
ニューヨークでは他にもグリルコーンを食せるお店は多い。しかしなぜcafé Habanaなのか。理由は簡単だ。一番おいしいからだろう。他の店は人によって評価が分かれるのに対し、café Habanaでは皆が絶賛している。他の店のグリルコーンに対する書き込みの中にはこげ過ぎ、トッピングが少ない、水っぽいとある中で、この店はベストの焼き加減、トッピングのバランスなのだろう。
実際に食べてみればよく分かる。焦げ目はあるが日本の焼きトウモロコシと違って焼き時間はそんなにかけていないのだろう。おかげで香ばしいがコーンはみずみずしく甘い。グリルコーンではその上にかけられたチーズの溶け具合、量共に大切だがそれも完璧だ。焼きたてのコーンの甘さと、少しだけ溶けたチーズの塩気と、チリパーダーのピリ辛が合わさって絶妙な味わいがある。観光客だけでなくメキシカン料理に慣れ親しんだ人からの評価も高い。平日の昼間でも店内は大盛況だ。
店は二つに分かれ、レストランとテイクアウト専用とがある。テイクアウト専用では、店内にイートインコーナーがあるのでそこでさっと食べるのもあり。こちらは忙しい人向けだろう。コーンは串に刺さっているので手を汚さず食べられる。お値段も手頃なので買い物や観光の合間に何か食べたい時、café Habanaのグリルコーンはいかがだろうか。