アメリカで蟹料理と言えば、代表的なものはCrab Cakeだ。しかし、食にこだわる我々日本人としては、それだけでは物足りないことも多いはず。そこで、蟹の味をもっとシンプルに、たっぷりと味わえる蟹缶をご紹介したい。
すべては、1964年に創業者のビル・ミラー氏が地元カンザスを出て、タイへ渡ったのが始まり。シアム湾で甘くてジューシーな蟹と出会ったビルさんは、その美味しさを味わってもらうために、故郷アメリカの家族や友人たちに蟹を缶詰にして送った。するとそれが大好評!そこからヒントを得たビルさんは、やがて缶の密封技術を独自に完成させ、タイから蟹缶を輸入し販売するビジネスをスタート。1970年にはビルさんの息子さんが参入し、今では家族経営で3代目になる。
こうして始まったMiller’s Select Crab Meatは、漂白剤や人工甘味料等を一切使用しない代わりに、すばやく密封して蟹の鮮度と味を閉じ込めるという昔ながらの製法で、30年以上に渡り、変わらぬ美味しさと保ち、幅広い客層からの支持を受け続けている。
目玉商品は、なんといっても、大きな身のかたまりがぎっしり詰まったJumbo Lump Crab meatだ。Jumbo Lumpとは、蟹の鰭状になっている後ろ足を動かす筋肉のこと。独自の技術を用い、細心の注意を払って殻から取り外された分厚いJumbo Lumpが、缶いっぱいに入っている。
なかなかお目にかかれない、肉厚な蟹缶。気軽で簡単に美味しい蟹料理を楽しみたい方におすすめです!
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熱々を口に入れるとふわ~っと広がる蟹の旨み。この美味しい蟹缶を使うから作れる一品です。
分量(2人分)
・豆腐 1/2丁
・蟹缶 1/2缶
・卵 1個
・麺つゆ 大さじ3/4
・だし汁 50cc
*だし汁 100cc
*醤油 大さじ1/2
・片栗粉 小さじ2 |
1. 豆腐はキッチンペーパーなどに包み、水気をきり、手でつぶしながらボウルに入れる。
2. 蟹缶、卵、麺つゆを加え混ぜ合わせる。
3. 蒸気の上がった蒸し器で10分ほど蒸す。
4. 違う鍋に*を入れ、煮だったら同量の水で溶かした片栗粉をまわしいれてとろみをつける。
5. 蒸しあがった豆腐にあんをかける。
冷やしてツルンとした蟹あんがとっても美味しいこの一品。蟹の美味しさを味あうために、大ぶりの身の缶を使いました。
分量(2人分)
・青梗菜 2株
・ソーセージ 2~3本
・豆腐 1/2丁
・蟹缶 1/2缶
・生姜 1片
・ごま油 適量
*酒 小さじ1
*砂糖 小さじ1
*鶏がらスープ 200cc
・片栗粉 小さじ2
・塩 適量
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1. 青梗菜は沸騰したお湯にごま油と塩を少々入れ、さっと茹でたらざるにとって冷ましておく。
2. しょうがはみじん切りにし、ごま油を引いた中華なべで香りが立つまで炒める。
3. 水気を切った蟹缶を加え炒め、*を足して煮立てる。
4. 同量の水で溶いた片栗粉を回し入れとろみを付ける。
5. 青梗菜に水気を切って適当な大きさに切った豆腐をのせ、蟹あんをかけて冷蔵庫で冷やす。
缶から出して、切った大根と和えるだけの超簡単サラダ。時間がないときでもパパッと作れますよ。
分量(2人分)
・蟹缶 1/2缶
・大根 5cm
・トマト 1個
*マヨネーズ 大さじ2
*酢 大さじ1
*わさび 小さじ1/2~1
*醤油 少々
*胡椒 少々 |
1. 大根は千切りにする。蟹缶は汁を切り、大き目のものならば軽くほぐしておく。
2. トマトは輪切りに切り、お皿に並べ、大根と蟹を和えて上にのせる。
3. *全てを混ぜ、ドレッシングを作りサラダにかける。