メキシコシティー出身。子供の頃から、料理が大好きで、母親、祖母と一緒に台所に立っていたロベルト氏。家族の朝食や、 親戚達とのホームパーティーの料理等も好んで作っていた。
大学卒業後、料理に対する情熱と探求心は益々強くなり、本格的な料理の修行を積むため、フランスに渡り名門校レ・コドン・ブルで2年間料理の基礎を学ぶ。「私の先生はとても厳しく、テクノロジー嫌い。ミキサーなどの電気製品は一切使わず、すべて調理は手作業。メレンゲ作りも電動泡立て器は使えなかったよ。」と学生時代を振り返る。
手作業で行うのと便利な電動調理器具を使うのでは、味が確実に違う。電動調理器具も使用するが、その味の違いを学んだからこそ、手作業とのコラボレーションで、効率良く美味しい料理が作れるようになったと語るロベルト氏。数々のレストランを手掛けてきたロベルト氏がロサ・メキシカノの総料理長に就任して、ニューヨークにやって来たのは5年前。全米に展開している6店舗を統括。メニュー、レシピを決めそれらをシェフに伝授。キッチン内を歩き回って味をチェックし、スタッフにアドバイスを与える。
多忙な毎日を乗り越えるため、ジムに通い体力作りを怠らない。執筆活動を行っており、来年の3月には料理本も発売予定。料理に対する情熱は留まる事を知らない!