アーロンさんは、コロラド州ボルダーの出身。子供の頃から絵を描くことが大好きで、大学はアートの中心地ニューヨークへ進学を決め、パーソンズへ入学した。大学ではペインティングを専攻。大学3年の時に交換留学プログラムを通じてフランスへ留学。そこでワインと出会う。
留学期間は1年だったが、もう少しフランスに残りたい。しかし生活費が必要ということで、パリのとあるワインバーで働きはじめた。これがワインと出会うきっかけとなった。その店のオーナーは情熱的なワイン愛好家で、ワインメーカー、オークション、ワインに関わるいろいろな仕事に携わり、ワインに対する知識は人一倍。アーロンさんはそんな彼の元で働きながらワインについて多くを学んだ。
フランス留学を終えてニューヨークに戻り大学を卒業。ワインの学校などには通わなかったものの、「知識を高めるためにワインに関するありとあらゆる本を読み、独学した」と語るアーロンさん。そして沢山のワインを試飲し自らの舌で味を覚えていった。
3年半前からバーテンダーとしてStonehome Wine Barで日、月の週二日働いている。お客様からの要望があれば、料理とのペアリングも行う。また平日は、ワインの卸業者のセールスマンとしてレストラン営業に回る。ワインの奥は深く、これからもずっとワインに携わっていくそうだが、昔から抱いている画家になる夢も捨てていないアーロンさん。週に2回は作品作りに励み、ギャラリーでの個展も開催予定だ。