地下鉄7番線の最終駅フラッシング。マンハッタンから地下鉄で約45分程の所に位置する。 ここにマンハッタンのチャイナタウンと並んで、ニューヨークで最大の中国系コミュニティーがある。数多くの中華レストランが軒を連ねるこのエリアに新しいカルナリーの息吹を吹き込むべく、ニューアメリカンレストラン「デルージュ」が登場した。

「マンハッタンのダイニング体験をクィーンズで」というコンセプトの基に誕生したこのレストラン。カジュアルでありながらヒップでエレガント。デートや誕生日、また記念日等、特別な日の食事には最適。プライベートルームも２つあり、グループパーティーやビジネスミーティングにも利用できる。

キッチンで指揮を取るのは、エグゼクティブシェフのマイケル・ナバロ氏。生まれも育ちもニューヨークという生粋のニューヨーカー。French Culinary Instituteを卒業後、ダニエル、サボッカ等のトップシェフの基で修行を積む。その後エグゼクテエィブシェフとして、数々の有名レストランの前線で活躍してきた。

これだけの経歴を持つナバロ氏が作り出す料理は、マンハッタンのレストランに全く引けを取らないというのは言う迄もない。指示を出すだけではなく、積極的に自ら包丁を握りスタッフと一緒にキッチンを盛り上げる。多国籍エリア、クィーンズをターゲットに作り出される料理は、アジア、オーストラリア、アフリカの食材を利用し、バラエティーに富んでいる。

フラッシングというレストラン激戦区で成功するために、レストラン側も努力が必要。料理の味はもちろんのこと、カスタマーサービスにも力を入れている。「お客様にリラックスして食事を楽しんでもらうことをスタッフ一同心がけているんだ。」と語るウィルソンマネージャー。彼もこの道15年のベテラン。ホスピタリティーの神髄を理解している。その日のスペシャルメニューの確認やサービス向上の為のスタッフミーティングを連日欠かさない。

現在マンハッタンのレストラン事情は飽和状態、しかも地価の高騰でレストラン経営は家賃だけでも多額の資金が必要とされる。その結果、マンハッタンの有名レストランでハイレベルな経験を持つシェフがクィーンズやブルックリンにレストランがオープンする傾向にある。マンハッタンレベルの味とサービスが、少しお手頃価格で楽しめるのだ。今後益々、デルージュのように、わざわざ足を運びたくなる穴場レストランが増えていくだろう。

プレゼンテーションでも楽しませてくれるメニューの数々

アイデアの詰まったレシピは、口にするのが楽しみになる

厨房で生き生きとした表情を見せるナバロ氏

グループ客に対応したプライベートスペースも完備する

Deluge at the Sheraton LaGuardia East Hotel: www.delugerestaurant.com/ 連絡先: 718-670-7400 info@delugerestaurant.com