The King Of Falafel & Shawarma:
Broadway & 30th Streetの角
営業時間
午前11時から午後9時過ぎまで
ギリシャ人コミュニティーと知られるアストリア。地下鉄NラインのBroadeway駅をおりて西に1ブロック歩いたところに、地域の住民に愛され、今では遠方からもお客さんがやってくる人気の屋台、「ザ・キング・オブ・ファラフェル・アンド・シュワルマ」がある。
オーナーのフレディーさんがこの場所やってきたのは2002年。「道の角から10フィート、隣接する他店舗から20フィート以上はなれた位置で営業しなければならない」という屋台営業の厳しい規制にも関わらず、近隣にレストランの多いこの地域を選んだのは、同業他社が多いほうが人が集まりやすいという考えからだった。
オープン当初は、お客さんの信頼を得るには時間がかかった。店舗を構えているレストランとは違い、路上で販売しているということが障害になったのだ。しかし、「味が良い」という評判が瞬く間に広まり、今では人気の屋台として話題を読んでいる。
この屋台の人気の一品は「Chicken & Rice」。鶏のもも肉を7種類のスパイスで一晩マリネし、それを炒めたものがどっさりとご飯の上に盛られている。鶏肉をタマネギとピーマンと一緒に炒め、半分ほど肉に火が通ったら大きなブツ切りにしていく。黄色いサフランライスか細長い白米の上にレタス、ピクルス、トマト、タマネギ、ターナップのみじん切り…そして、自慢の中東風ベジタリアンコロッケのファラフェルが添えられる。その上にあふれんばかりのチキンが乗る。仕上げには、11種類のスパイスが入ったホットソースとマヨネーズベースのホワイトソースをタップりかけて出来上がり。「これで5ドル?」と驚かされる程の量だ。
どこから手をつけてよいのか一瞬考えてしまう程、大きく盛られたチキンライス。ソースのたっぷりかかったチキンを口に入れると、ホワイトソースの甘さとホットソース、そしてマリネされてしっかり味のついているチキンが混ざり合う。その美味しさに魅せられて、気が付くと既にスプーンは二口目に突入していた…。しばらくチキンライスに没頭していると、付け合わせのファラフェルもあったことを思い出し、もう一つの味を楽しめることにうれしくなる。
道を行き交うお客さん、そして道を通りすぎる車の中からも毎日絶えず挨拶の声がかかる。この屋台はアストリアのアイコンといっても過言ではない。現在、「第三回ベンディー賞」の最終審査に残る。熱狂的なファンの応援を受けて9月29日の最終選考会に出場し、優勝を目指す。
オーナーのフレディーさんは近所の人気者
将来は卸売りを考えているファラフェル
食欲をそそる匂いを醸し出す特製マリネチキン
人気のナンバー1のチキンライス
The King Of Falafel & Shawarma: 営業時間 |