全米でもっともドミニカ人が多く住むのがマンハッタン。そのなかでもマンハッタンの北西にあるワシントンハイツはドミニカ人コニュティーとしても知られている。そこで、終日祖国の味でドミニカ人のお腹を満たしてくれているのが「Punto De Sabor」。
オーナーのインファンテさんは、長年ミッドタウンのフランス料理やアメリカ料理のレストランでシェフとして働いていた。しかし、いつか母国ドミニカ料理のレストランをニューヨークでオープンしたいという夢を10年前に実現させた。現在はシェフにレシピを伝授し、フロントで接客にあたっている。
レストランは、午前7時から営業開始。まずは朝食メニューからスタートし、オープンと同時にお店が一番混み合うランチ時間に向けてキッチンはフル回転。午前10時には、全ての料理が準備完了。陳列棚に並べられる。
ドミニカ料理は、牛肉、豚肉、鶏肉、そしてご飯が基本の食材。「Habichuela/ハビチュエラ」と呼ばれる豆のスープが代表的料理だ。サイドディッシュには、ポテトサラダやシーフードと赤ピーマン、ピーマン、タマネギをオリーブオイルと酢であえたサラダ、そして「プラタノ」と呼ばれるバナナ。定番メニューに加えて、その日のスペシャルが日替わりで登場。8割が常連客なのでメニューにバラエティーを持たせるのは必須だ。
「ドミニカ料理レストランは、同じ通りに何件もあるが、味と値段の差はあまりない。競争は激しいが、何件かあるほうが活気があっていい」とインファンテさん。 その言葉から、同業他社と切磋琢磨でビジネスをしていくという彼の姿勢、そして他のレストランには負けないという自信も伺える。他店との差別化は、サービスも大切。大勢のお客様にもテキパキとスピーディーに対応。
テイクアウト、レストラン内での飲食、そしてデリバリーと連日大忙し。デリバリーも1日に約200件、週末になると約250件のオーダーが入る。これだけの人気で、ドミニカ人のお客様が9割以上ということから、本物の味ということがおわかりいただけるだろう。メレンゲを聞きながら、食のドニミカ体験をしてみてはいかが?
(左)ベイクド・チキン、(中央)シーフード・サラダ (右)ビーフ・ステーキは、この日のスペシャルメニュー。
ドミニカの薬膳酒
Mamajuana/ママフアナ
ママフアナとは、シラム、ワイン、蜂蜜にナモン、レーズン、ハーブやスパイスを漬けた薬膳酒。のどの痛みや腹痛の時に飲むものだが、消化を助ける食後酒。
< 情報提供元 >
Dominican Republic Tourism Board NY
136 E. 57th Street 803
New York , New York 10022
Phone: 212-588-1012
Website: www.godominicanrepublic.com
Permalink: www.adventureus.com/godominicanrepublic
午前10時過ぎにはこの陳列棚が一杯になる。
夜になると売り切れ続出なので、夕食でも早めに行くのがおすすめ。